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3月のライオン/羽海野チカ

マンマ・ミーア!


長い間映画をレンタルしていなかったのですが、久しぶりに高校時代に戻って映画漁りをしたくなったので、先日TSUT○YAに行って何本かDVDを借りてきました。
で、まず見たのが映画『マンマ・ミーア!』です。

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この作品は公開されてから私がずっと見たいと思っていて、結局今まで見れていなかった映画なのですが、この機に借りて見させてもらいました。
ところで、『マンマ・ミーア!』のもとがミュージカルであることはきっと誰もが知っているでしょうし、それがもととなって映画化され09年に日本で公開されたことも多くの人が知っているでしょう。しかし、『マンマ・ミーア』がどういう意味なのか知っている人は意外と少ないんじゃないでしょうか?
ちなみに、『マンマ・ミーア!』はイタリア語で『なんてこった!』って意味です。世界的に有名な、あの赤帽子に髭面のおっさんもよく言っていますが、彼はもしやイタリア人なのでしょうか? よく知らないのですが。

見てみての感想ですが、私は好きでした。
そもそも私は、普通の演劇よりミュージカルのほうが好きなのです。だからミュージカル映画も好きなわけで。
なんと言うのでしょう。理由もなしにノリだけで大勢の人間が踊って歌い出す、ある種の文化みたいな外国ならではの風潮が好きなんです。
たとえば飲食店でプロポーズを果たしたカップルに対して、周りの客がスタンディングオベーションで惜しみない祝福を贈る場面ってよく見られるじゃないですか。実際にそんなことがあり得るのかはわかりませんが、赤の他人と理屈抜きで想いを共有できる外国の思想を、私は非常に好んでいます。
路上や大学でQueenの『We Will Rock You』のイントロにある足踏みをしたら、周りの人たちが乗ってきてくれるんじゃないかと妄想することがよくあるんですが、日本はまだそのレベルに達してないと判断して遠慮しています。

映画の話に戻りますが。
見ていて気になったのは、劇中で歌われる曲を本当にキャストさんたちが歌っているのかということなのですが、調べてみると実際に歌っていました。それがとても嬉しかったです。俳優とは言えミュージカルの経験なんてほとんどないでしょうから、きっと訓練したんでしょうね。
歌われた曲がABBAの有名曲ばかりなので、それが映画を楽しめた一つの要因でもあったと思います。『Money, Money, Money』『Mamma Mia』『Dancing Queen』と言えば知っている人も多いでしょう。

キャスト陣が豪華だったのもまた非常に嬉しかったです。メリル・ストリープピアース・ブロスナンと私が好きな俳優さんもたくさんいました。
メリル・ストリープは私が『プラダを着た悪魔』で魅了された女優さんなのですが、『プラダを着た悪魔』のときのシリアスな役とはまた違った一面が見えて、さらに心惹かれました。『マンマ・ミーア』撮影時は60歳近かったのに、そんな女性が快活に踊って歌って飛び跳ねたりするんですから驚きですよ。
ピアース・ブロスナンと言えばもちろん『007』シリーズでしょう。年を取っても超クール。

落ちこんだときに見ると、とても元気がもらえる映画だっと思います。
気が向いたらみなさんも見てみてください。






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羽海野 チカ

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 戦う理由が無いと言いながら、本当は見の内に獣が棲むのを知っている。まわりのモノを喰いちぎってでも生きていく為だけに走り出す獣。戦いが始まればどうしても生きる道へと手が伸びてしまう。
 誰を不幸にしても。
 どんな世界が待っていても。



――あらすじ――
東京の下町に1人で暮らす17歳の少年・桐山零。彼は幼い頃に事故で家族を失い、心に深い傷を負ったまま、将棋のプロ棋士として孤独な生活を送っていた。そんな零の前に現れたあかり・ひなた・モモの3姉妹。彼女たちとの交流を深めていくうち、零は失っていたものを少しずつ取り戻していく…。


――感想――
そう言えば漫画の感想って初めてだ。これも新境地開拓?

ブログタイトルがアレだから、ラノベに絞るとか別段その辺のこだわりがあるわけじゃないけど、どうしても漫画の感想って書きにくいんだよね。
というのも、小説は1冊で話に区切りがつくけど、漫画の場合はそういかないから。同じ理由で、1冊で感想が書ける小説と違って漫画は1冊で書こうとすると色々と問題が発生するんだよね。面倒ごとが多いから、滅多に漫画の感想は書かない。

けれど今回紹介する羽海野チカ作『3月のライオン』は、そんな面倒ごとぐらい全部引き受けてやってもいいと思えるぐらい素晴らしい漫画作品だった。

羽海野チカ先生と言えば『ハチミツとクローバー』で有名ですね。
実は私は1冊も読んだことがない。姉上が確か持っていたような気がするけど、どうだったかな。持っていたらとても勿体ないことをしている。『3月のライオン』を読んだあとなら、本気でそう思える。
ちなみに本作品は3巻まで読みました。

内容を紹介すると。
幼いころに両親と妹を交通事故で亡くした主人公・桐山零は、父の友人で棋士でもあった幸田という人物に内弟子として引き取られる。幸田の家庭には零より年上の香子という娘と、零と同い年でその弟の歩が住んでいた。彼らも父親と同じ棋士を目指していた。
ところが零は、幸田という師匠を得たことでめきめき実力を伸ばし、いつしか香子や歩の手の届かない存在になってしまった。幸田家では将棋の強いものが父親からの愛情を受けることができるため、零と彼らの間には次第に亀裂が生まれてしまう。
言いようのない孤独を感じながらも零は、史上5人目の中学生プロ棋士という快挙を成し遂げるが、それを機に進学を選ばず自立をして独り暮らしを始めることを決意する。
のちに、必要性に駆られて1年遅れで高校へと編入する。

と、ここまでが主人公・桐山零の背景にあるものです。
物語は独り暮らしを始め、プロ棋士として生きている零くんが描かれるところから始まります。
そこで彼は、川本3姉妹や、奨励会のプロ棋士たち。零くんの自称親友で自称終生のライバルを名乗る二階堂くんなどと出会い、欠けていたもの少しずつ取り戻していく。これはそんな優しさに満ち溢れた物語です。

私がこの作品のどういったところを気に入ったかというと、それは人と人との心の距離感、人物描写とその表現力、そしてちょっとした拍子で壊れてしまいそうなほど繊細に生きる登場人物たちの人生そのものだ。小説を書く身としても勉強したい点がいくつもあった。

これは人と人との心の距離を見つめる物語。
ときに近づきすぎて、遠ざかりすぎて。傷つけ合って、立ち上がって。手探りでお互いの心に築かれた世界に触れ合う物語。
私はそんな物語の中で生きるすべての人が大好きだ。特に二階堂くんは愛しています。
零くんを終生のライバルと称しながらも、一方で親友として気兼ねなく接してくる。そして何よりも将棋に対する情熱。
「――でも、次は絶対に負けない」

このときの彼の表情には鳥肌が立ちました。二階堂くんは体が弱いのに、こんなにも鬼気迫る表情ができるんだって。

感情の起伏が激しい零くんだけど、辛いことがあったときにいつも支えてくれるのが川本3姉妹。
零くんが「あの家はなんかコタツみたいだ」と言うように、彼女たちの家庭はいつも温かみに溢れている。それは零くんが過去に失ったもの。
ときに側にいることが怖くなるほど彼女たちとすごす時間は幸福に満ちていて、零くんは戸惑い拒絶しようとしてしまう。でも彼女たちが零くんを拒絶することは決してないだろうし、それが零くんにとって何よりもの救いなんだと思う。

2巻以降は零くんを取りまく他の棋士たちにも焦点が当てられるようになって、彼らからも目が離せない。
一人一人が各々の物語を持っていて、それを多面的に捉えることで人の厚みが増す。するといつの間にか紙を飛びだして、彼らが私の中で立体になっている。
みんな人間で、今まで生きてきたんだから、きっと誰もが自分の人生について語ることができる。それはまるで、薄っぺらなモブキャラなんて一人もいないんだと訴えかける、羽海野先生の声が聞こえてくるようだった。
「やれやれ…やっとこっちを見たな」

島田八段のこの台詞が、まさにそのことを言い表していた。今のところ私にとって最高の名言です。
島田さんが素敵すぎるんだ。しかも二階堂くんの兄弟子であることも判明してさらに好感度アップ! このコンビ最高だよ。

一応将棋漫画ではあるけど、本格的な棋戦を読みたい方はガッカリするかもしれない。
とは言えプロ棋士監修のもと棋譜は組まれているし、知識のある方は棋戦中の零くんたちの心の揺れ動きなども合わせて楽しめるんじゃないかな。先崎八段のコラムも面白かったり。
私は小さいころからそれなりに将棋は嗜んできたけど、中途半端な実力だからこれぐらいがちょうどいい塩梅で楽しめた。むしろ久々にやりたくなってきたよ。小中のころは友達と指したり詰将棋の本を読んだりとどっぷりハマってた気がするなー。

あまりにも有名な作品で今更ではあったんだけど、読めてよかった。心の底からそう思う。
出会いたかった物語がここにあった。


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つかボン

Author:つかボン
前ブログ『BOOKDAYs!』の元管理人。
入間人間先生をこよなく愛し、自らも作家を目指す小説家志望だが、その実態は堕落人生まっしぐらのダメ学生。
しかし落ちるところまで落ちればあとは昇るだけ、それは可能性の獣。

同人誌『Spica-スピカ-』のメンバーとして活動もしています。
コメントなどはお気軽に。
どうぞよろしくお願いします。

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