Colorful Concrete
おもしろき ことなき世を おもしろく 高杉晋作
七花、時跳び! Time-Travel at the After School/久住四季
- Posted at 2010.05.14
- l電撃文庫
GA文庫
先日、記事にてGA文庫の魅力とオススメ作品について教えて下さいと書いたところ、様々な方々からコメントを頂けました。
このブログを訪ねてくださる方々はみんな、本当に親切で優しい人ばっかりなんだな再認識させられました。
中には、『読書メーター』の方でメッセージを下さった方もいました。
せっかくですので、今度、紹介していただいた本の中から何冊か購入してみようと思います。
コメントを下さった皆さん、本当にありがとうございました。
――あらすじ――
そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。可愛い顔して、あなたマジですか!?と言いたいところだが、これがマジだったりするのだ。過去や未来に自由に跳べるとしたら、どうする?カップメンにお湯を注いで『三分後』に跳んで待たずに食べるとか―え?違う?こんな面白いことはないと、退屈しのぎに彼女と始めた時間旅行は―まぁしょうもないことばかりで。予告しておく。びっくりしたり呆れたりすることはあっても、歴史を動かすような展開は何にもない。なぜなら、僕が主人公だからだ。
――感想――
タイムトラベル系の話が好きなので購入。
歴史を揺るがしたりはしないけど、ドタバタ馬鹿騒ぎしながら未来と過去を行ったり来たり。
もしタイムトラベルできたら、どんな日常が待っているのか。
タイムトラベルができるようになった高校生たちの、小規模な日常物語。
面白いのは面白いのだけど、もう一押し欲しかったかな。
話が大規模にならず、あくまで日常の域を出ないところは良かったけど、途中が退屈すぎる。
物語の中の登場人物たちだけがはしゃいで楽しんでいて、読者を楽しませようとする工夫が無かったような気がする。
誰がケーキを食べたかなんて、正直どうでもいい。
ラストが優れている分、そこまでの経緯が残念。
退屈な日常から脱出しようと、ある日突然タイムトラベルができるようになった後輩の七花を利用して、自分勝手にはしゃぎまわる主人公の柊。
今更気付いたけど、お調子者の主人公はあまり好きではないみたい。
そうでないと話が進まないというのも分かるのだけど。
だけど、お調子者が不意に真面目な一面を見せると心が揺さぶられる。だから、最後の七花とのやり取りは心に響くものがあった。
ヒロインの七花は非常に魅力的だと思う。
現在と未来のギャップに心が惹かれる。やっぱり積極的なヒロインはいいよ。
七花がタイムトラベル出来なくなる理由は、まぁ漠然とだけど予想は出来るよね……ねぇ?
関連商品
俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 (電撃文庫)
空を継ぐもの―覚醒遺伝子 (電撃文庫)
神と奴隷の誕生構文(シンタックス) (電撃文庫)
ヴァンダル画廊街の奇跡〈2〉 (電撃文庫)
神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)
by G-Tools
先日、記事にてGA文庫の魅力とオススメ作品について教えて下さいと書いたところ、様々な方々からコメントを頂けました。
このブログを訪ねてくださる方々はみんな、本当に親切で優しい人ばっかりなんだな再認識させられました。
中には、『読書メーター』の方でメッセージを下さった方もいました。
せっかくですので、今度、紹介していただいた本の中から何冊か購入してみようと思います。
コメントを下さった皆さん、本当にありがとうございました。
![]() | 七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫) 久住 四季 アスキーメディアワークス 2010-05-10 売り上げランキング : 313 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「先輩は鈍いですよね」
「は、はあ?」
半眼に赤い顔でじっと僕をにらみ、少しだけ唇をとがらせ、七花は言った。
「……先輩は、縁日ですくわれたのに、ちっとも餌がもらえない金魚の気持ちがわかりますか。そういうの可哀想だって思わないですか」
「え、え、何? 金魚? いきなり謎かけのお時間? いやまあよくわかんないけど……たしかにそれは可哀想だな。うん、可哀想だ」
「そう思うならちゃんと餌をあげてください!」
――あらすじ――
そもそもの発端は、だ。我が後輩の七花いわく、突然タイムトラベラーになったという。可愛い顔して、あなたマジですか!?と言いたいところだが、これがマジだったりするのだ。過去や未来に自由に跳べるとしたら、どうする?カップメンにお湯を注いで『三分後』に跳んで待たずに食べるとか―え?違う?こんな面白いことはないと、退屈しのぎに彼女と始めた時間旅行は―まぁしょうもないことばかりで。予告しておく。びっくりしたり呆れたりすることはあっても、歴史を動かすような展開は何にもない。なぜなら、僕が主人公だからだ。
――感想――
タイムトラベル系の話が好きなので購入。
歴史を揺るがしたりはしないけど、ドタバタ馬鹿騒ぎしながら未来と過去を行ったり来たり。
もしタイムトラベルできたら、どんな日常が待っているのか。
タイムトラベルができるようになった高校生たちの、小規模な日常物語。
面白いのは面白いのだけど、もう一押し欲しかったかな。
話が大規模にならず、あくまで日常の域を出ないところは良かったけど、途中が退屈すぎる。
物語の中の登場人物たちだけがはしゃいで楽しんでいて、読者を楽しませようとする工夫が無かったような気がする。
誰がケーキを食べたかなんて、正直どうでもいい。
ラストが優れている分、そこまでの経緯が残念。
退屈な日常から脱出しようと、ある日突然タイムトラベルができるようになった後輩の七花を利用して、自分勝手にはしゃぎまわる主人公の柊。
今更気付いたけど、お調子者の主人公はあまり好きではないみたい。
そうでないと話が進まないというのも分かるのだけど。
だけど、お調子者が不意に真面目な一面を見せると心が揺さぶられる。だから、最後の七花とのやり取りは心に響くものがあった。
ヒロインの七花は非常に魅力的だと思う。
現在と未来のギャップに心が惹かれる。やっぱり積極的なヒロインはいいよ。
七花がタイムトラベル出来なくなる理由は、まぁ漠然とだけど予想は出来るよね……ねぇ?
関連商品
俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 (電撃文庫)
空を継ぐもの―覚醒遺伝子 (電撃文庫)
神と奴隷の誕生構文(シンタックス) (電撃文庫)
ヴァンダル画廊街の奇跡〈2〉 (電撃文庫)
神様のメモ帳〈5〉 (電撃文庫)
by G-Tools
スポンサーサイト
Trackback
Leave a comment
Comments
-
この作品も気になっているのですが
遅ればせながら自分のGA文庫のオススメは
最近では、GJ部ですね
あのゆるゆる感がいいですね - Posted at 2010.05.15 (01:36) by シャモ (URL) | [編集]
-
完全に出遅れた上に考えていた作品は大体紹介されていました…。askさんが紹介されていた『ニャル子さん』や『ばけらの』辺りはGAの中でも結構人気のようですし、私もこれらはおススメです。付け足すとすれば、『ばけらの』は元ネタとなった作者の方々のブログを(後でも先でも)読むと更に面白くなりますよ。
あと紹介されていない中では、マイナーですが『悠久のアンダンテ』ですかね。
たぶん1巻のお話だと思いますが、登場するキャラがとても魅力的でおススメです。
- Posted at 2010.05.15 (01:50) by si-ta (URL) | [編集]
-
お調子者の主人公の下りに同感。しかし積極的なヒロインには異を唱えますwww
この作品も是非機会を見て読んでみたいと思います! - Posted at 2010.05.15 (11:48) by 朝日悠 (URL) | [編集]
-
Re: タイトルなし
シャモさん、コメントありがとうございます。
私はこの作品が今月の新作一冊目です。
スタートはこんなものかなという感じです。いきなり秀作を読むと後々気持ちが萎えますし。
紹介していただきありがとうございます。
ですが、『GJ部』は確かガガガ文庫ですよね?
おそらく、GA文庫とガガガ文庫を間違えているのではないかなと思います。
それでも、オススメを紹介していただいて嬉しいです。
si-taさん、コメントありがとうございます。
やはり、『ニャル子さん』と『ばけらの』は人気なのですね。
元ネタのブログの方、ぜひ確認させてもらいます。
『悠久のアンダンテ』も面白そうですね。
読みたいものが増えて大変ですw
紹介していただきありがとうございます。
朝日さん、コメントありがとうございます。
主人公の好みで共感していただける方がいて嬉しいです。
おやおや、朝日さんは積極的なヒロインはお嫌いですか?
私は割と好きですよw
ぜひ、読んでみてください。 - Posted at 2010.05.15 (21:32) by つかボン (URL) | [編集]