Colorful Concrete
おもしろき ことなき世を おもしろく 高杉晋作
神様のメモ帳/杉井光
- Posted at 2010.02.04
- l電撃文庫
私の家族2
「私の家族1」で書き忘れていたのですが、私の家族構成は父・母・姉・私の4人です。
今日は、そのなかの父親の話。
私の両親は2人とも小学校の先生です。
母は見るからに子供が好きそうな人で、よく生徒の話などを嬉しそうに話してくれたりするので、先生になったことに納得できます。
しかし、父は、本当にこの人小学校の先生なんだろうなと、ついつい疑いの視線を向けてしまうような風貌をしています。
まず、体格が素晴らしいです。
父の身長は175cmなのですが、体ががっしりしているので180cmぐらいに見えます。
実際、私は高校の途中まで180cmだと信じ切っていました。
さらに、私服は革ジャンにジーパンにサングラスという出で立ち。髪の毛を茶髪に染めていたこともありました。
昔から、よく友人に言われたものです。
「お前の父さん、ターミネーター?」と。
小さい頃の私は、本当にそうなんじゃないかと心配になったこともあります。
そんな我が父は、当然のごとくどこの小学校に行っても「学校で一番怖い先生」の称号をもらっていました。
しかも、生徒の前で平気でエロ発言をするとかしないとか・・・・・・
本当に大丈夫なのか?
――あらすじ――
「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる“ニート探偵”アリスはそう言った。高校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ“エンジェル・フィックス”―すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの手によって解体されていく。「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと動き出す!情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。
――感想――
「ニート探偵」というキャッチフレーズに魅かれ購入。
「ニート探偵」なんて見るからに面白そうじゃないですか!
ニートをテーマにした本なんて今まで読んだことなかったのでとても新鮮でした。
全体的に重い話ではあるのですが、所々で織り交ぜてくるコメディ要素が上手く中和してるといった感じ。
最初期待していた以上の作品だと思います。
内容に関しては、ミステリーというよりヒューマンドラマのほうがしっくりくるかも。
他人と関わりを持たず一人で生きていこうとする主人公のナルミを見ていると、戯言シリーズのいーちゃんを思い出しますね。
そんなナルミが、自分の平穏を破壊する可能性があると知りながらも、彩夏のために真実に立ち向かおうとする様にはとても感動しました。
自分ではどうにもできないからと助けを求めるナルミの悲痛な叫びを受け止めたニートたちもカッコいいです。
ミステリー要素もないわけではないのですが、ラストのオチにはそこまで驚きませんでした。
しかし、彩夏がナルミに最後に残したメッセージを知ったときは自然と涙がこぼれました。
彩夏が残したもの、彩夏が守りたかったものをアリスによって知らされてしまったナルミはさらに絶望を味わいますが、ティラミスに引き上げられ、再びアリスのもとに向かったナルミにはとても勇気づけられます。
オチは驚きませんでしたが、締めは素敵だったと思います。
次巻が楽しみです♪
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神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)
神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)
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「私の家族1」で書き忘れていたのですが、私の家族構成は父・母・姉・私の4人です。
今日は、そのなかの父親の話。
私の両親は2人とも小学校の先生です。
母は見るからに子供が好きそうな人で、よく生徒の話などを嬉しそうに話してくれたりするので、先生になったことに納得できます。
しかし、父は、本当にこの人小学校の先生なんだろうなと、ついつい疑いの視線を向けてしまうような風貌をしています。
まず、体格が素晴らしいです。
父の身長は175cmなのですが、体ががっしりしているので180cmぐらいに見えます。
実際、私は高校の途中まで180cmだと信じ切っていました。
さらに、私服は革ジャンにジーパンにサングラスという出で立ち。髪の毛を茶髪に染めていたこともありました。
昔から、よく友人に言われたものです。
「お前の父さん、ターミネーター?」と。
小さい頃の私は、本当にそうなんじゃないかと心配になったこともあります。
そんな我が父は、当然のごとくどこの小学校に行っても「学校で一番怖い先生」の称号をもらっていました。
しかも、生徒の前で平気でエロ発言をするとかしないとか・・・・・・
本当に大丈夫なのか?
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「あるいはきみのそれは無神経とか無関心とかいうものかもしれないけれど、ぼくは――――ぼくらニートは、それを嬉しく思う。憐れむくらいなら、ほっといてほしいんだ。どうしてニートになったのかなんて、訊くまでもない。そんなの、理由は一つしかない。神様のメモ帳の、ぼくらのページにはこう書いてあるのさ。『働いたら負け』ってね。他に理由はない。」
「・・・・・・神様のメモ帳?」
「すてきなくらい無責任な言葉だろう?」
――あらすじ――
「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる“ニート探偵”アリスはそう言った。高校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ“エンジェル・フィックス”―すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの手によって解体されていく。「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと動き出す!情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。
――感想――
「ニート探偵」というキャッチフレーズに魅かれ購入。
「ニート探偵」なんて見るからに面白そうじゃないですか!
ニートをテーマにした本なんて今まで読んだことなかったのでとても新鮮でした。
全体的に重い話ではあるのですが、所々で織り交ぜてくるコメディ要素が上手く中和してるといった感じ。
最初期待していた以上の作品だと思います。
内容に関しては、ミステリーというよりヒューマンドラマのほうがしっくりくるかも。
他人と関わりを持たず一人で生きていこうとする主人公のナルミを見ていると、戯言シリーズのいーちゃんを思い出しますね。
そんなナルミが、自分の平穏を破壊する可能性があると知りながらも、彩夏のために真実に立ち向かおうとする様にはとても感動しました。
自分ではどうにもできないからと助けを求めるナルミの悲痛な叫びを受け止めたニートたちもカッコいいです。
ミステリー要素もないわけではないのですが、ラストのオチにはそこまで驚きませんでした。
しかし、彩夏がナルミに最後に残したメッセージを知ったときは自然と涙がこぼれました。
彩夏が残したもの、彩夏が守りたかったものをアリスによって知らされてしまったナルミはさらに絶望を味わいますが、ティラミスに引き上げられ、再びアリスのもとに向かったナルミにはとても勇気づけられます。
オチは驚きませんでしたが、締めは素敵だったと思います。
次巻が楽しみです♪
関連商品
神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)
神様のメモ帳〈3〉 (電撃文庫)
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さよならピアノソナタ (電撃文庫)
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Comments
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自分の人間性の定義を根本的に覆されましたからw
次の巻の感想も楽しみにしてます - Posted at 2010.02.05 (23:39) by 夕凪 (URL) | [編集]
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Re: タイトルなし
コメントありがとうございます!
> 神様のメモ帳には、私も感動させられました
人物の気持ちの表現が上手い作品ですよね。自然と涙を誘われます。
> 自分の人間性の定義を根本的に覆されましたからw
こうゆう物語の中で哲学的な面に触れている本は、西尾先生の戯言シリーズ以来だったので、私も久々に考えさせられました。
> 次の巻の感想も楽しみにしてます
ありがとうございますm(__)m
なるべく早く2巻を読んでブログに書きたいと思います。 - Posted at 2010.02.06 (00:17) by つかボン (URL) | [編集]
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何ていうか、すごい為になる? えーっと、参考になります^^
ブロとも申請してもよろしいでしょうか(いきなりすいません)
- Posted at 2010.02.11 (14:53) by 月夜 (URL) | [編集]
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Re: タイトルなし
コメントありがとうございました。
> 神様のメモ帳がどんなものか読みたくなってしまいました。
私なんかの感想で興味を持っていただいて光栄です。
非常に面白い作品ですのでぜひ読んでみてください。
> ブロとも申請してもよろしいでしょうか(いきなりすいません)
もちろんかまいませんよ!
よろしくお願いします。 - Posted at 2010.02.11 (15:04) by つかボン (URL) | [編集]