Colorful Concrete
おもしろき ことなき世を おもしろく 高杉晋作
多摩湖さんと黄鶏くん/入間人間
- Posted at 2010.07.10
- l電撃文庫
アンケート結果発表!
本当にごめんなさい! ほったらかしにしてました!
ちゃんと期限設けないと、このアンケート意味ないなぁ(汗)
猛省! 次回からはしっかりしよう。
んでもって結果発表です。
今回は『ラノベや漫画を原作とした映画化作品であなたが気になる、もしくは面白いと感じた作品は?』というお題でアンケートを取らせてもらいました。総勢48もの得票数をいただきました。投票してくださったみなさんありがとうございます。
というわけで結果発表! ジャカジャンッ。
1位 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 33%
2位 劇場版“文学少女” 21%
3位 とある飛空士への追憶 13%
4位 半分の月がのぼる空 10%
5位 涼宮ハルヒの消失 8%
名探偵コナン 天空の難破船 8%
7位 劇場版 銀魂 新訳紅桜編 4%
8位 この作品もお勧めだよ! 2%
9位 いばらの王 0%
見事1位に輝いたのは、この春実写映画化が決定した『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』です!
“文学少女”とどちらが1位を掴み取るか! というのが私の予想だったのですが、尊敬する入間先生の作品が選ばれて良かったです。まぁ、どちらが選ばれても私得だったのですがw
そして、「この作品もお勧めだよ!」にて紹介してくださった作品は『カイジ』です。
なるほどー、といった感じですね。私も藤原君の演技には興味があります。
その他のコメントを紹介させてもらいます。
・半分の月がのぼる空
涼宮ハルヒの消失もいいけど半分の月がのぼる空も好きです♪
・とある飛空士への追憶
原作自体が映画を意識して作られていたそうなのでやっぱり気になります。
・名探偵コナン 天空の難破船
劇場版だけは面白いバーロー
みなさんご協力ありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願いします。
――あらすじ――
君は、大人なおねえさんとエロいゲームをしたことはあるかい? 俺はある。
Q:年上のおねえさんは好きですか?
A:はい、俺は大好きです。
二ヶ月前から付き合いはじめた多摩湖さんは、年上だけど下級生という大人な女性だ。そんな素敵なおねえさんと、エロいゲームを密室でプレイする、二人っきりのカードゲーム研究会の魅惑の日々を描いたのが本作である!(でも本当にそれだけなんだよなあ)
おっと。いちおう断っておくけど、多摩湖さんと俺は、決してキャッキャウフフなバカップルじゃない。二人だけのゲームにいそしむ変態カップルだから。……いいのかそれでー。
今回はちょっと感想が長くなってしまったので折りたたみ式にしました。
感想は「続きを読む」からどうぞ。
本当にごめんなさい! ほったらかしにしてました!
ちゃんと期限設けないと、このアンケート意味ないなぁ(汗)
猛省! 次回からはしっかりしよう。
んでもって結果発表です。
今回は『ラノベや漫画を原作とした映画化作品であなたが気になる、もしくは面白いと感じた作品は?』というお題でアンケートを取らせてもらいました。総勢48もの得票数をいただきました。投票してくださったみなさんありがとうございます。
というわけで結果発表! ジャカジャンッ。
1位 嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 33%
2位 劇場版“文学少女” 21%
3位 とある飛空士への追憶 13%
4位 半分の月がのぼる空 10%
5位 涼宮ハルヒの消失 8%
名探偵コナン 天空の難破船 8%
7位 劇場版 銀魂 新訳紅桜編 4%
8位 この作品もお勧めだよ! 2%
9位 いばらの王 0%
見事1位に輝いたのは、この春実写映画化が決定した『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』です!
“文学少女”とどちらが1位を掴み取るか! というのが私の予想だったのですが、尊敬する入間先生の作品が選ばれて良かったです。まぁ、どちらが選ばれても私得だったのですがw
そして、「この作品もお勧めだよ!」にて紹介してくださった作品は『カイジ』です。
なるほどー、といった感じですね。私も藤原君の演技には興味があります。
その他のコメントを紹介させてもらいます。
・半分の月がのぼる空
涼宮ハルヒの消失もいいけど半分の月がのぼる空も好きです♪
・とある飛空士への追憶
原作自体が映画を意識して作られていたそうなのでやっぱり気になります。
・名探偵コナン 天空の難破船
劇場版だけは面白いバーロー
みなさんご協力ありがとうございました。
また機会がありましたらよろしくお願いします。
![]() | 多摩湖さんと黄鶏(かしわ)くん (電撃文庫) 入間 人間 左 アスキーメディアワークス 2010-07-10 売り上げランキング : 38 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「楽しかった? 脱衣ポーカー」
「楽しいというか無我夢中だったというか……結局、多摩湖さんと一緒なら大体楽しいけど」
「うーん……そういう感想はあんまり好きじゃないよ」
多摩湖さんが不機嫌そうに苦言をこぼす。
「そうなの?」
「うん。だって、一生懸命考えてきても、何もせずに擦り寄るだけでも同じなんて許しがたい」
――あらすじ――
君は、大人なおねえさんとエロいゲームをしたことはあるかい? 俺はある。
Q:年上のおねえさんは好きですか?
A:はい、俺は大好きです。
二ヶ月前から付き合いはじめた多摩湖さんは、年上だけど下級生という大人な女性だ。そんな素敵なおねえさんと、エロいゲームを密室でプレイする、二人っきりのカードゲーム研究会の魅惑の日々を描いたのが本作である!(でも本当にそれだけなんだよなあ)
おっと。いちおう断っておくけど、多摩湖さんと俺は、決してキャッキャウフフなバカップルじゃない。二人だけのゲームにいそしむ変態カップルだから。……いいのかそれでー。
今回はちょっと感想が長くなってしまったので折りたたみ式にしました。
感想は「続きを読む」からどうぞ。
――感想――
へんたいかっぷる御馳走様でした。ぺろり&ぺこり。
いっぇーい。入間先生の新作だぜっ。
電撃文庫MAGAZINEで連載中の『多摩湖さんと黄鶏くん』が満を持して文庫化!
この時を待ってたぜ!
まず表紙やヴぁい。……おっと、あまりの興奮で「やばい」→「やヴぁい」になってしまった。ま、いいや。
なんだこの幸せそうなカップルはー! つーか絶対に幸せだろー!
トランプの中で頬を擦り寄せて手を握り合う二人の光景が微笑ましい。まるでキングとクイーンのよう。いや、黄鶏くんはどっちかというとジャックってイメージだな。キングはほら、脇だし……。
左さんパワー全開なのであった。
見たらお分かりでしょうが、「黄鶏くん」は「かしわくん」と読みます。
だけど、私のキーボードは「かしわ」と打っても「黄鶏」に変換されないというポンコツぶりを発揮していることに最近気づいた。ちなみに今は「きとり」と打って「黄鶏」と変換してます。
驚くことにこの作品のメイン登場人物は表紙の二人のみ。
しかも二人とも可愛くて仕方がない。どっちがヒロイン? いやいや、もちろんヒロインは多摩湖さんなのだけど。
だがしかし! 黄鶏くんいいよ、黄鶏くん。
どうして入間先生の描く男女はこうもツボを突いてくるのか。
そして多摩湖さん! やっヴぁーーーい!! 可愛すぎる!
なんだこの生き物。あの横髪の跳ね具合がたまらん! あと、髪を先っちょで束ねてるリボンとかヒットすぎる!
体中にチャームポイントを散りばめたような人間だな。
さて、序盤から暴走が過ぎてるようですが、以降もこのテンションを保ち続けています。お気をつけ遊ばせ。
ではでは各話ごとに簡単な紹介すらズラよ。
『多摩湖さんと脱衣ポーカー』
はーい、タイトルに注目。
タイトルを見てもらったら、この作品がどんな物語なのか粗方のことは予測がつくと思う。
だけどこの作品は内容の趣旨がどうこうよりも、多摩湖さんと黄鶏くんのらぶっぷりを見てもらいたいわけだ! 具体的に言うなら、へんたいっぷりをさ! この時点でいろいろダメな気がするけど私は構ったりしません。
この話と次話の『多摩湖さんとキスババ抜き』は電撃文庫MAGAZINEに掲載された話なのだけど、この話は見逃していたので、今回の短編の中でも一番気になっていた話ではある。
で、どんな話なのかというと、衣服をチップにしてポーカーをやるお話です。突っ込みはなしです。
衣服の変わりに自分の秘密を賭けることも出来たりして、当然衣服には数の限界があるから最終的には秘密暴露会になっちゃうわけでさー。またその秘密がお互い変態チックで読んでるこっちが身悶えしてしまう。
地の文なしでの会話の押収とかやヴぁい。爆笑必至!
てか、バカップルではないと公言するだけあって、手を繋いだこともないとはもどかしいですなー。でも、この遠回りなじれったさが好きです。
『多摩湖さんとキスババ抜き』
この話はMAGAZINEのほうで読んでたから内容に関しては特に、って感じなのだけど、どうしても見逃せないポイントが。……そう、なんと挿絵が追加されているのです! うっしゃー! と思わず握りこぶしを天高々突き上げてしまった。
だって左さんの美麗なイラストだよ? 一枚でも多い方がいいじゃんっ。
多摩湖さんと黄鶏くんの力関係の入れ替わりが窺える素敵な挿絵だった。
内容は、多摩湖さん自作のトランプを使って、ババ抜きの要領で負けた方が最後にババとして持っていたカードに書かれた相手の体の部位にキスをするという、ロマンがほとばしり変態が跳び回る夢のような遊びをするって話。ちなみに黄鶏くんの実家で。
改めて読み直してみると、脇の脅威に驚かされるよな。脇いい! 脇さいこー!
あぁ、入間先生のせいで変な扉開いちゃった。だが後悔はしていない。
でも眼球は遠慮したいかも。喜ぶ黄鶏くんは末期の末期です。
『多摩湖さんと歳並べ』
ここからは書き下ろしー。
どんな変態遊びが飛び出てくるのかわっくわくだぜ!
『歳並べ』と言われてトランプと関連させればすぐに『七並べ』を思い浮かべると思う。
そんな訳で今回は、『七並べ』を改良……いや改悪?して、お互いの一歳から十二歳までの写真を正しく並べていこうって遊びをする話。
扉絵のカラーイラストがやヴぁいよ! あぁ、今日やヴぁいしか言ってない……。
だって水着姿のロリ多摩湖さんにショタ黄鶏くんだよ!? やヴぁいでしょ!?(誰か「うん」といってください)
このときの黄鶏くん、話の内容からいって下は短パンなんだろうなぁ。それも見てみたかった。
てか、親の前で惚気れる二人の姿に尊敬を通り越して拝みたくなる。親公認カップルって憧れるなー。親も混ぜ混ぜしてバカップルするのも悪くはないかも。
何気に挿絵もやヴぁい。黄鶏くんの幼少期の写真を眺めて蕩け切った多摩湖さんの表情がきゃわうぃ。ほわわぁん、って感じ。
『たまこいこい』
カラーイラストに鼻血吹きそうになった。
だって浴衣だぜ!? きゃー、多摩湖さんかっこうぃー。そして……おぉ! 黄鶏くんも男前ではないか。
このイラストからは変態さが微塵も感じられないのが辛い。だって話の内容はアレだもんなぁ。
散々伏線張ってきた旅行話がここで実る。
どこに旅行かというと、『電波女5』で丹羽くんたちが出向いた海近くの旅館。なははー、笑えるー。
あのときの脱力指数がメーター振りきってそうな仲居さんらしき人も登場でちょっと興奮。とはいっても、青春男のように海で青春ポイントを掻き集めたりしないところが、この二人が世のカップルとは一線を画す存在である由縁なんだろう。
この二人は青春とは次元が違う何かを謳歌してる印象があるもんな。なんだか黄鶏くんって、丹羽くんとは相容れない感じがするね。
んで、内容はタイトルからも分かる通り花札のこいこい。
ただのこいこいな訳がないのは言わずもがな。つまりは、『いつ』『どこで』『だれが』『何した』ってやつ。それをこいこいでやろうってな話。どんな内容なのかは自分の目でお確かめくだされ。
しかしなぁ……ここにきて変態加減が極まった。
放送禁止レベルじゃね、これ。いえいえ、決して破廉恥ではないのですよ。むしろ健全過ぎるぐらい。
けど、二人の発する限りなく薄めたピンク色のオーラがやヴぁい。モヤモヤーってしたオーラ、略してモーラが充満してるよね。
そして最後の、このシリーズお馴染みとなった地の文なしでの会話の押収もなんと6ページという大盤振る舞い。終始笑いが止まらなかった。腹筋の治療費を請求します入間先生。
見事な変態バカップルっぷりを披露してくれた多摩湖さんと黄鶏くんに拍手を送りたい。
エピローグ『多摩湖さんと』
相変わらずカラーイラストが素晴らしすぎる。
いつもの日常の中に転がってる幸せ、みたいな雰囲気がこの物語にフィットしまくってる。
でもよかったじゃん黄鶏くん! 手なんか繋いじゃってさ!
もちろん私は騙されちゃったんだけどな! あれ、一巻完結? なんて思っちゃったぜ。
でもこの前ふりがあったからこそ、黄鶏くんが現状をどれだけ幸せに思ってるかが鮮明に伝わってくる。
この二人にとって、いつまでもお幸せに、が現実であることを祈っています。
総括。
変態に始まって変態に終わったな! うん、終了。
嘘です。
とにかく何もかもが良すぎる。ここまで中身が乏しいのになぜだろう。書くことも伝えることも特にないんだけどなぁ。
まぁ、そんなことしきりに悩んだところで、理由はいつも「入間先生だから」で締めくくられるのだから深くは考えないでおこう。
とにかく今は、この二人の次の物語が読めることをお願いするばかりだ。だって多摩湖さん可愛いし。
「多摩湖さん、ラブ!! 俺は多摩湖さんが好きだ! 愛してる!」と池袋の情報屋も言ってることだし。
あとがきの『小説っぽいもの、その④』は『その③』の女性視点バージョンだった。
狂信者というべきかどうか、無宗教な私には判断しかねるけど、幸せの価値観はひとそれぞれだなぁと思った。
あと、入間先生もスピッツ好きってなんか嬉しい。私も好きだし。
綺麗な歌声に惚れるよねー。
これにて、『多摩湖さんと黄鶏くん』レポート終了。
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へんたいかっぷる御馳走様でした。ぺろり&ぺこり。
いっぇーい。入間先生の新作だぜっ。
電撃文庫MAGAZINEで連載中の『多摩湖さんと黄鶏くん』が満を持して文庫化!
この時を待ってたぜ!
まず表紙やヴぁい。……おっと、あまりの興奮で「やばい」→「やヴぁい」になってしまった。ま、いいや。
なんだこの幸せそうなカップルはー! つーか絶対に幸せだろー!
トランプの中で頬を擦り寄せて手を握り合う二人の光景が微笑ましい。まるでキングとクイーンのよう。いや、黄鶏くんはどっちかというとジャックってイメージだな。キングはほら、脇だし……。
左さんパワー全開なのであった。
見たらお分かりでしょうが、「黄鶏くん」は「かしわくん」と読みます。
だけど、私のキーボードは「かしわ」と打っても「黄鶏」に変換されないというポンコツぶりを発揮していることに最近気づいた。ちなみに今は「きとり」と打って「黄鶏」と変換してます。
驚くことにこの作品のメイン登場人物は表紙の二人のみ。
しかも二人とも可愛くて仕方がない。どっちがヒロイン? いやいや、もちろんヒロインは多摩湖さんなのだけど。
だがしかし! 黄鶏くんいいよ、黄鶏くん。
どうして入間先生の描く男女はこうもツボを突いてくるのか。
そして多摩湖さん! やっヴぁーーーい!! 可愛すぎる!
なんだこの生き物。あの横髪の跳ね具合がたまらん! あと、髪を先っちょで束ねてるリボンとかヒットすぎる!
体中にチャームポイントを散りばめたような人間だな。
さて、序盤から暴走が過ぎてるようですが、以降もこのテンションを保ち続けています。お気をつけ遊ばせ。
ではでは各話ごとに簡単な紹介すらズラよ。
『多摩湖さんと脱衣ポーカー』
はーい、タイトルに注目。
タイトルを見てもらったら、この作品がどんな物語なのか粗方のことは予測がつくと思う。
だけどこの作品は内容の趣旨がどうこうよりも、多摩湖さんと黄鶏くんのらぶっぷりを見てもらいたいわけだ! 具体的に言うなら、へんたいっぷりをさ! この時点でいろいろダメな気がするけど私は構ったりしません。
この話と次話の『多摩湖さんとキスババ抜き』は電撃文庫MAGAZINEに掲載された話なのだけど、この話は見逃していたので、今回の短編の中でも一番気になっていた話ではある。
で、どんな話なのかというと、衣服をチップにしてポーカーをやるお話です。突っ込みはなしです。
衣服の変わりに自分の秘密を賭けることも出来たりして、当然衣服には数の限界があるから最終的には秘密暴露会になっちゃうわけでさー。またその秘密がお互い変態チックで読んでるこっちが身悶えしてしまう。
地の文なしでの会話の押収とかやヴぁい。爆笑必至!
てか、バカップルではないと公言するだけあって、手を繋いだこともないとはもどかしいですなー。でも、この遠回りなじれったさが好きです。
『多摩湖さんとキスババ抜き』
この話はMAGAZINEのほうで読んでたから内容に関しては特に、って感じなのだけど、どうしても見逃せないポイントが。……そう、なんと挿絵が追加されているのです! うっしゃー! と思わず握りこぶしを天高々突き上げてしまった。
だって左さんの美麗なイラストだよ? 一枚でも多い方がいいじゃんっ。
多摩湖さんと黄鶏くんの力関係の入れ替わりが窺える素敵な挿絵だった。
内容は、多摩湖さん自作のトランプを使って、ババ抜きの要領で負けた方が最後にババとして持っていたカードに書かれた相手の体の部位にキスをするという、ロマンがほとばしり変態が跳び回る夢のような遊びをするって話。ちなみに黄鶏くんの実家で。
改めて読み直してみると、脇の脅威に驚かされるよな。脇いい! 脇さいこー!
あぁ、入間先生のせいで変な扉開いちゃった。だが後悔はしていない。
でも眼球は遠慮したいかも。喜ぶ黄鶏くんは末期の末期です。
『多摩湖さんと歳並べ』
ここからは書き下ろしー。
どんな変態遊びが飛び出てくるのかわっくわくだぜ!
『歳並べ』と言われてトランプと関連させればすぐに『七並べ』を思い浮かべると思う。
そんな訳で今回は、『七並べ』を改良……いや改悪?して、お互いの一歳から十二歳までの写真を正しく並べていこうって遊びをする話。
扉絵のカラーイラストがやヴぁいよ! あぁ、今日やヴぁいしか言ってない……。
だって水着姿のロリ多摩湖さんにショタ黄鶏くんだよ!? やヴぁいでしょ!?(誰か「うん」といってください)
このときの黄鶏くん、話の内容からいって下は短パンなんだろうなぁ。それも見てみたかった。
てか、親の前で惚気れる二人の姿に尊敬を通り越して拝みたくなる。親公認カップルって憧れるなー。親も混ぜ混ぜしてバカップルするのも悪くはないかも。
何気に挿絵もやヴぁい。黄鶏くんの幼少期の写真を眺めて蕩け切った多摩湖さんの表情がきゃわうぃ。ほわわぁん、って感じ。
『たまこいこい』
カラーイラストに鼻血吹きそうになった。
だって浴衣だぜ!? きゃー、多摩湖さんかっこうぃー。そして……おぉ! 黄鶏くんも男前ではないか。
このイラストからは変態さが微塵も感じられないのが辛い。だって話の内容はアレだもんなぁ。
散々伏線張ってきた旅行話がここで実る。
どこに旅行かというと、『電波女5』で丹羽くんたちが出向いた海近くの旅館。なははー、笑えるー。
あのときの脱力指数がメーター振りきってそうな仲居さんらしき人も登場でちょっと興奮。とはいっても、青春男のように海で青春ポイントを掻き集めたりしないところが、この二人が世のカップルとは一線を画す存在である由縁なんだろう。
この二人は青春とは次元が違う何かを謳歌してる印象があるもんな。なんだか黄鶏くんって、丹羽くんとは相容れない感じがするね。
んで、内容はタイトルからも分かる通り花札のこいこい。
ただのこいこいな訳がないのは言わずもがな。つまりは、『いつ』『どこで』『だれが』『何した』ってやつ。それをこいこいでやろうってな話。どんな内容なのかは自分の目でお確かめくだされ。
しかしなぁ……ここにきて変態加減が極まった。
放送禁止レベルじゃね、これ。いえいえ、決して破廉恥ではないのですよ。むしろ健全過ぎるぐらい。
けど、二人の発する限りなく薄めたピンク色のオーラがやヴぁい。モヤモヤーってしたオーラ、略してモーラが充満してるよね。
そして最後の、このシリーズお馴染みとなった地の文なしでの会話の押収もなんと6ページという大盤振る舞い。終始笑いが止まらなかった。腹筋の治療費を請求します入間先生。
見事な変態バカップルっぷりを披露してくれた多摩湖さんと黄鶏くんに拍手を送りたい。
エピローグ『多摩湖さんと』
相変わらずカラーイラストが素晴らしすぎる。
いつもの日常の中に転がってる幸せ、みたいな雰囲気がこの物語にフィットしまくってる。
でもよかったじゃん黄鶏くん! 手なんか繋いじゃってさ!
もちろん私は騙されちゃったんだけどな! あれ、一巻完結? なんて思っちゃったぜ。
でもこの前ふりがあったからこそ、黄鶏くんが現状をどれだけ幸せに思ってるかが鮮明に伝わってくる。
この二人にとって、いつまでもお幸せに、が現実であることを祈っています。
総括。
変態に始まって変態に終わったな! うん、終了。
嘘です。
とにかく何もかもが良すぎる。ここまで中身が乏しいのになぜだろう。書くことも伝えることも特にないんだけどなぁ。
まぁ、そんなことしきりに悩んだところで、理由はいつも「入間先生だから」で締めくくられるのだから深くは考えないでおこう。
とにかく今は、この二人の次の物語が読めることをお願いするばかりだ。だって多摩湖さん可愛いし。
「多摩湖さん、ラブ!! 俺は多摩湖さんが好きだ! 愛してる!」と池袋の情報屋も言ってることだし。
あとがきの『小説っぽいもの、その④』は『その③』の女性視点バージョンだった。
狂信者というべきかどうか、無宗教な私には判断しかねるけど、幸せの価値観はひとそれぞれだなぁと思った。
あと、入間先生もスピッツ好きってなんか嬉しい。私も好きだし。
綺麗な歌声に惚れるよねー。
これにて、『多摩湖さんと黄鶏くん』レポート終了。
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Comments
-
>>この春実写映画化が決定した
個人的に「みーまー」の実写化はかなり驚きましたよ。読んだことは無いのですが、色んな意味で凄い内容と聞いているので…。
>>半分の月がのぼる空
実写映画化されてますが、かなりお気に入りな作品だけに却って観るのが怖い…。
映画は映画と区別して見れればいいんですが、どうしても原作に拘ってしまうんですよね。
- Posted at 2010.07.11 (00:26) by si-ta (URL) | [編集]
-
Re: タイトルなし
si-taさん、コメントありがとうございます。
お久しぶりです。
いつもブログの方覗かせてもらっていますが、なかなかコメントを残せなくてすいません。
私も実写映画化にはビックリです。
問題作というだけあって、内容は凄絶を極めていますので、どんな出来になるのか非常に気になります。
逆に私は『半月』のほうは原作を読んでません。
しかし、映画の方を見るなら先に原作を読んでおきたいので、何だかんだでまだ映画も観てません。
メディアミックスはどうしても賛否両論が出てきますよね。それが好きな作品ならさらに。 - Posted at 2010.07.12 (00:10) by つかボン (URL) | [編集]