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砂漠/伊坂幸太郎

夏休みにありがとう。6000HITにありがとう。生きとし生けるすべての命にありがとう。


いっっっっっっやっっっっほぉぉぉぉぉぉい!!!!!
テストおわったぜぇぇぇぇぃ!!!

ようやく、ようやく終わった! 大学の悪魔的所業からやっと解放されたよ!
辛かった。この二週間本当に辛かった。
家に帰れば勉強。大学に行けば勉強。友人の家に行けば勉強。
なんだよ! そんなにテストが好きならテストと付き合えばいいじゃない! なんてアホな思考が生まれるのも無理からぬこと。
何度投げだしそうになったことか。しかし私はこれでも友人に頼られる側なのだ。いや、マジで。
だから私は投げ出すことができなかった! 投げ出すわけにはいかなった! てか無駄に単位落としたくないじゃん。後々面倒だし。
そんなわけで結果はどうあれ、とにかくテスト終了。そしてテストが終われば待ち構えているのは、学生にとって至高の珠玉。そう。

夏 休 み

キターーーーーー!!!
夏休みだよ! サマーバケーションだよ! Summer Vacationだよ! バケーション・オブ・サマーだよ!
こう、いろいろと体の奥底から漲ってくる感じがするよね! てか、今日のテストが終わった時点で夏休みなんだけどネ。
さーて、今年の夏休みは何しようかなー。夏休みだからこそできることしなきゃな。
バイトして、ブログ更新して、読書して、執筆して、麻雀して。バイトして、ブログ更新して、読書して、執筆して、麻雀して。バイトして、ブログ更新して、読書s……あれ? 夏休みっぽいことが一つもない。

見ての通り、夏休みも割と暇そうな管理人なので、夏休みはブログ更新や読書や執筆を張りきっちゃうよー。

そしてそしてもう一つ! 遅くなりましたが、

6000HIT大感謝です!

5000HIT時にここに書いたとおり10000HITまでは感謝企画はしませんが(今までのも企画かどうか怪しいが)、それでも感謝の気持ちだけはしっかり伝えておきたいと思います。

いつも訪問してくださるみなさん、本当にありがとうございました!

これからもどうぞよろしくお願いします。


砂漠 (新潮文庫)砂漠 (新潮文庫)
伊坂 幸太郎

新潮社 2010-06-29
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「その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ」



――あらすじ――
入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。


――感想――
今日は一般書籍の感想をば。

この本は『入門人間』の管理人、天野寂さんに紹介していただいた貴重な一冊です。
天野寂さん、ものっそい素晴らしい作品を紹介してくださってありがとうございます。勝手に名だしさせてもらっているので、NGの場合は遠慮なく申しつけてください。

伊坂先生の作品は、今まで幾度も読みたいと思ったんだけど、結局機会を逃し続けてきたため、実質これが初めての伊坂作品。

初読の印象としては、とにかく読みやすい! 伊坂先生の文章はもっと難解な表現を多用してくるのかと勝手に思い込んでいただけに、すっかり意表を突かれてしまった。簡素な文章で伝えるべきことをしっかり表現していて、流れるようにスラスラと読めてしまう。
例えるならサラダのよう。噛み応えはシャキシャキあっさりしているのに、噛んだ瞬間、野菜の引き締まった味が口の中にじゅわーっと広がっていく。好みに応じて多種多様なドレッシングで味付けをして、食べる人それぞれの味わい方ができる。
色とりどりの野菜を敷き詰めたサラダを、そのまま言葉で表現したような作風だった。

大学生の今だからこそ、読めたことに感謝したい一冊。
登場人物が大学生な分、共感できることも多い。ボーリングや合コンや麻雀なんて大学生の特権だからね。通り魔と超能力はちょっと分かんないけど。
思わず「うんうん」と頷いてしまうこともあって、なんだか北村たちと一緒に大学生活をおくってるみたいに、感覚を物語の中にトリップさせることができた。

けどそれよりも、もっと大切なこと、学生である今に何をすべきか、そして砂漠に飛び出していった後のあり方、そんなことが訴えられている。だからといって説教めいたことが直接的に語られているのではなく、もっと漠然としている。むしろ今何をすべきかなんてことも、どんな心構えで砂漠に飛び出せばいいかなんてことも明確に分からない。だからこそ後先考えていない無駄な今が、オアシスであることを認識すべきなんだと思う。

内容に関して言うと、あっと驚くどんでん返しが待っているわけでも、大きな盛り上がりがあるわけでもない。どこまでも等身大な男女五人組の、どこまでも等身大な日常が描かれているだけだ。
しかし、その中でもひと際異質を極めているのが西嶋という人物。
ここまでこの感想を読んできて、結局どんな本なのか分からなかった人も、「とにかく西嶋がサイコーな本」と認識しておけば問題ないのでご心配なさらず。それだけ西嶋というキャラがサイコーなのだ。

飲み会の場に遅れて現れたかと思うと、いきなり演説を始めて、何を話すのかと思えば、アメリカを批判してパンクロッカーのストラマーとラモーンを称賛して、世界平和まで訴え始める。行動を起こさない学生たちを叱責し始めるのだ。西嶋とはそういう人間だ。
戦争で苦難にあっている国があるというのに、俺たちは手をこまねいている場合ではないと、俺たちがその気になれば、砂漠に雪を降らせることだってできるんだと、周りからの奇異の視線にも構わず主張し続けるのだ。西嶋とはそういう人間だ。

西嶋は自分の行動を恥じない。西嶋は自分の行動を後悔しない。いつだって堂々と胸を張っていて、正しいと思うことを臆すことなく行動に移す。
無限大の可能性を秘めている。そんな印象を他人に抱かせる人格の持ち主なのだ。
そんな彼も一人の人間だから、できることには限界がある。だから西嶋は、世界平和を実現させる代わりに、麻雀でピンフ(平和)の役ばかり必死につくってあがろうとする。そんな風にどんなに矮小なことでも、自分が願いが届くと信じて真っ向から向き合っていくのだ。

以上のことから、西嶋がどんな人物かお分かり頂けたと思うが、西嶋の魅力は人格だけではなく、西嶋語録ともいえる名言の数々にもある。
例を挙げれば、

「偽善は嫌だ、とか言ったところでね、そいう奴に限って、自分のためには平気で嘘をつくんですよ」

とか、

「目の前の危機を救えばいいじゃないですか。今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ」

こんな感じ。特に私のお気に入りは、

「終わった後で身悶えするのが麻雀じゃないか。確立だなんだと分析するのは、麻雀ではなくて、ただの計算じゃないか」

この言葉には鳥肌が立った。麻雀に対する私の考えと見事に一致していたからだ。
まさにその通りなんだ、麻雀って。確立ではいくらでも分析できるけど、いつまでも続けられる魅力は、何があたりかを苦悶しながら考えて、あたりじゃなかったら喜んで、あたりだったら悔しがって、そんな過程と結果にあるんだと思う。
北村が言っているように、人生も麻雀と同じで、「分かんねぇよ、どうなってんだよ」と悶えながら髪の毛をくしゃくしゃして進んでいくものだと捉えられたら、少しだけ生きるのが楽しくなる気がする。

西嶋についてばっかり語ってしまったけど、もちろん他にも魅力的な登場人物はたくさんいる。
鳥瞰型とか、ぎゃははとか、絶世の美女とか、超能力者とか、ブティックとか、幹事とか。
西嶋を除けば、私のお気に入りは鳩麦さんかな。相手の心情を見透かしている感じで、不思議と皮肉っぽくないとこが素敵。

今からオアシスに向かう人、今オアシスにいる人、もうすぐ砂漠に飛び出す人、すでに砂漠の地を踏んでいる人。
すべての人にこの本を読んでもらいたい。そして何度も読んでもらいたい。
時が経って、自分の立っている場所が変わるたびに、きっと以前とは違う味わい方ができるはずだ。
西嶋のように世界に目を向け、平和について考えなければいけない。どこかで泣いている人を救わなければならないのだ。手をこまねいている場合ではない。
今オアシスに立っている大学生の私は、この本を読んでそう思った。
なんてことは、まるでない。


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Comments

6000hitおめでとうございます!!
いやーすごいですね。
その分たくさんの小説の感想があるんだなぁと思います。

これからも応援しているので頑張ってください!
Posted at 2010.07.30 (10:04) by 由木灰理 (URL) | [編集]
馬鹿馬鹿しくて涙が出るよ
テスト、お疲れさまでした。
自分はまだまだこれからなので羨ましいです……
6000hitについては敢えてお祝いの言葉は贈りません。
『おめでとう』は10000hitまで残しておこうと思います。
きっとつかボンさんならすぐに達成しちゃいそうですし。

『砂漠』、気に言って頂けたようで薦めた自分としても大変嬉しく思います。
えっと、名だしは全然オッケーなんですけど、ブログ名が微妙に間違ってたりします。
『入門入間』ではなくて『入門人間』です……紛らわしいですよね、すいません。
アク解でも間違えてらっしゃる方がちらほらいらっしゃいますので。

まぁ、細かいことは置いといて、でしょでしょ面白いでしょ!伊坂さん!
伊坂作品は結構ダメな人は本当に全く受け付けない、みたいにばっさり好みが分かれるので、ちょっと心配だったんですけど、つかボンさんには合ったようでほっと一安心。

読みやすいですよねー、文章のリズム感というかあらすじに準えて言えば、ビートを刻むように一文一文を綴っているような。
まるで本当にロックを聞いてるような感覚で読んでしまう、これが伊坂ワールドです。
サラダの例えはすごく上手いなぁと感心しました。
つかボンさん、また腕を上げましたね(←偉そう

学生の今、読むと「分かる分かる」とか「こんな毎日楽しそうだなー」とか色々共感タイムリーですけど、本書をまた十年、二十年後に読んだら「あの頃は本当オアシスだったんだなぁ」とか懐かしむんですかね。
それで逃げたりはしちゃダメですけどね、学長も言ってたように。

合言葉は「西嶋サイコー」ですよね。
こんなやつが実際いたらちょっと勘弁してほしいなって思うかもしれないですけど、でもやっぱり魅力的な人物です。
夏ラスト「俺好きだよ、こういうの」「馬鹿馬鹿しくて元気が出るよ」のシーン、あそこはもうめちゃくちゃ感動しました。「馬鹿馬鹿しくて涙が出るよ」でした。
個人的に一番好きなエピソードです。

でも、西嶋だけじゃなくて他の人物もみんな良いんですよね。
つかボンさんは、鳩麦さん派ですか。
自分は東堂が超好みですね。
感情を表に出さなくて無愛想に見えるんだけど、友達を大事にして、思いやる、だけどやっぱり表情には出ない、こういうキャラ大好きです。
もし、美女じゃなかったとしてもかなりタイプですね。いや、美女であることに越したことはないですけど(笑)

この本は伊坂作品の最大の魅力である、見事に張り巡らされた伏線とその鮮やかなまでの回収はちょっと少ない(といっても他の方の作品と比べれば十分見事な仕掛けがありますけど)ですが、素晴らしい小説だと思います。
これで興味を持って頂けたなら、他の作品も是非また読んでみてくださいね。
いっちょ、次はがーっと伏線が冴えわたってるやつを。
Posted at 2010.07.30 (16:56) by 天野寂 (URL) | [編集]
テスト終了おめでとうございます
これで更新もたくさん出来ますねw
楽しみにしてます

大学の夏休みってどんな感じなんですか?
確か2ヶ月くらいあるんですよね?
それは楽しむしかないですね
やっぱり旅に出る人とかいるんですかね~
ボクは日本から離れたくないですけどw

「砂漠」ですか
面白そうですね読んで見たいです
伊坂さんの作品は結構当たり外れ大きいですからね~
「あるキング」はなかなかに酷かったですし…
でも「ゴールデンスランバー」はめちゃくちゃ面白かったですよ
伊坂さんの作品では一番好きですし
他の人の作品と比べてもかなり面白い部類でした
群像劇チックな感じもあって群像劇大好きなボクにはたまりませんでした
ぜひご一読を
Posted at 2010.07.30 (18:41) by tokuP (URL) | [編集]
この本気になってるんです。というのも、私も若輩ながらに、麻雀を嗜んでいるからでして。

え?冒頭のインフレについて?
私にもなぜか起こっている暴走状態なので気になりません。夏休みだぜェェェ!!
それはともかくとして、6000おめです。

『はるかかなたの年代記』読みました~。
感想は後日載せるとして、珍しくつかボンさんと意見が分かれたなぁという印象です。
王道設定自体は文句なかったです。国ごとの干渉状況にも興味があります。
ただ、これは私のほうにも非があるのかもしれませんが、どうしても『黄昏色の~』と交わってしまうのです。特に冒頭。西尾先生のような、先陣を切った著作と比べられるのは後に続く者の宿命ですが、もう一捻り……!というところでした。
次巻に期待する、ということは言うまでもありませんが!
Posted at 2010.07.30 (18:42) by ask (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
灰里さん、コメントありがとうございます。

> 6000hitおめでとうございます!!
ありがとうございます!
みなさんがこのブログを訪問してくる分だけ、それが私の活力となり、その活力から書いた記事がまた訪問者を呼ぶ。
素晴らしい連鎖ですね。
その事実があるだけで、もっと頑張ろうって思えます。

そんわけでこれからもよろしくお願いします。

天野寂さん、コメントありがとうございます。

天野寂さんの大学はこれからですか。
大変だろうと思いますが、頑張ってください! 「悲しいけど、テストって学生の宿命なのよね」とスレッガー・ロウも言ってることですし。(知らなかったらすいません)
悔いのないように精一杯にやって、笑顔で夏休みを迎えましょう!

おめでとうはお預けですかー。残念。
10000HITまでいけば、ブログを続けてきた自分をようやく「よくやった」と褒めれそうです。そんなときにいただく天野寂さんの「おめでとう」は格別だと思います。だから頑張りますよー。

す、す、す、す、すいません!!! ブログの名前を間違えるなんて失礼すぎますね!
頭では分かっていたのですが、無意識のうちにキーボードを叩く指が「いるま」と打っていたみたいです。決して今まで勘違いしていたわけではないので!

マジで面白すぎますよ! 伊坂作品がここまでだったとは!
しつこいようですが、紹介してくださって本当に感謝です。
これが私に合わなければ私ではない、とういうレベルですよ。まさにこんな作品を日々求めているのです。

そうでしょ? そうでしょ?
我ながらサラダの例えは言い得て妙だなーなんて思います。ハイすいません、自画自賛です。
でもこれは、実際に読んでいる途中にそう感じたのです。私の本能から生まれた言葉なのです。

学長の言葉は胸に沁みました。
私は逃げ性があるだけに、痛いところを突かれた気分です。だからこそ、今の内に人間関係の贅沢を手に入れておきたいですね。

合言葉はー? 西嶋サイコー!
西嶋が実際にいたらどうなんでしょう。私は面白いもの好きなのですが、やっぱり関わろうと思わないかもしれませんね。せめて遠くから眺めているぐらいです。
夏のラストはヤバいですよね! 私もあそこが一番大好きです。素直じゃないから表だって口に出さないけど、みんなに負けないぐらい友達のことを想っている西嶋とか、春のときと同じ言葉を重ねて、決して元気じゃないのに、ぎゃはは、と無理して笑う鳥井とか、もういろいろとヤバい。本当に馬鹿馬鹿しくて涙が出ます。

天野寂さんは東堂派ですか。
東堂もいいですよねー。一見鉄面皮ですが、実は情が深くて、ときどき見せてくれる、怒って眉根を寄せたり、微かに微笑むしぐさにときめいちゃいます。
東堂みたいな人と麻雀してみたいです。きっとポーカーフェイスすぎて強いんだろうなぁ。

せっかく伊坂作品に触れることができたので、この機会にどんどん読んでいきたいと思います。鮮やかに伏線が回収される物語なんて、読んでるだけで爽快感GETですからね。
よければ、またオススメの本を紹介していただけたりすると、嬉しいです。

tokuPさん、コメントありがとうございます。

夏休みですしね! 暇をもて遊ぶぐらいならブログをもて遊びます!

大学の夏休みは無意義すぎて有意義ですよ!(意味不)
とにかく時間があり余ってます。サークルとかに入ってない人なら、バイトか友達と遊ぶぐらいしかやることないです。だからこそ、何か新たなことに挑戦するチャンスなのです。私は春休みが暇すぎたので、小説を書こうと決めたのです。
学生同士で旅行に行く人も多いですよー。経済的に余裕がある人なら海外にも行ったりしますね。
でも主流は沖縄ですかね。ちなみに私も友達と沖縄旅行を画策しています。私は沖縄には何度も言ったことがあるのですが、その全てが家族とだったので、友達と行くのは初めてです。ただ計画倒れになりそうな雰囲気が出てて怖いです。

そうなのですか。
まぁ、書く本すべてがヒットするような作家なんてそうそういないでしょうし、というか物語なんて無数にあるのだから、そんなことは不可能でしょうね。
『ゴールデンスランバー』は私も面白そうだと思いました! tokuPさんのオススメでもありますし、今度はそれにしようかな。
群像劇なら本当にtokuPさん好みですね。私も大好きです。

askさん、コメントありがとうございます。

askさんも、麻雀です。嗜んでいるのは、私からしても楽しいですよね。
……こんな感じでしょうか?



> それはともかくとして、6000おめです。
ありがとうです。時が経つのと同じように、HIT数の増加も早く感じます。

おぉ、読まれましたか。
ふむふむ。確かに『黄昏色』と被るなぁとは、私も読んでいて思いました。そしてあちらが優秀なだけに、比較してみるとどうしても見劣りしてしまいますよね。
私はアレはアレ、コレはコレなんて単純に割り切っちゃってますが、その程度でいいんじゃないかなと思います。文学少女の言葉を借りるなら、物語なんて星の数ほどあるのですから被ることなんて日常茶飯事でしょうし。
大事なのは、先駆作にはないその作品特有の魅力を、どこまで貫き通せるかとういうことだと思います。これがこの作品の今後の評価の分かれ道になるかなと。
売れる作品と面白い作品は違いますからね。読者に媚びてほしくないです。

とにかくaskさんの意見は非常に興味深いです。ぜひaskさんがどう感じたのかを聞かせていただきたい。
星の数ほど物語があるように、その物語を読んで抱く想いも星の数ほどあります。私はそういうのをたくさんたくさん知りたいです。
そんなわけで感想楽しみにしてます。
Posted at 2010.07.31 (01:42) by つかボン (URL) | [編集]
携帯から失礼いたします。
たしかにその考えもありかも。ジャンルが飽和した作品世界で必要なことは、読み手に媚びないこと。なるほどです。
この方の前作を参考に読みましたが、中々面白いです。こんな方が王道に走ったことを評価すべきなのかもしれません。
ともあれ嫌いなジャンルではないので、事件後の展開次第でしょうか。二番煎じという印象を吹き飛ばせたのなら、それはかなりの好評でしょうから。
私なりの評価をありのままに伝えようと思います。その節には、ぜひ一読をw

……結局、伊坂先生に申し訳ないコメになってしまった件……。
Posted at 2010.07.31 (07:22) by ask (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
askさん、コメントありがとうございます。

明らかに読者を意識した萌え作品とか、正直かなりうんざりしますからね。ラノベを商業的にとらえれば、もちろん萌え要素は必要なのですが、物事には限度があるということを知ってもらいたいです。
あとは、過去にヒットした設定を真似たりすることですね。前にも言ったとおり、内容が被ることは多かれ少なかれ絶対にあるとは思います。しかし例えば、ハルヒのような傍若無人なヒロインに、キョンのような斜に構えたニヒルな主人公が振り回される、なんて設定はあまりに多すぎて今更出してきたら苦笑ものですよ。
確かに売れる設定ではありますが、もっと自分らしさはないのかと思います。著者本人が意識していなくても、私たち読者は有名な先駆作を嫌でも思い浮かべてしまいますからね。

本作『はるかかなた』に関しては、次巻以降でどのようにして『黄昏色の』の手のひらの上から抜け出すかが課題ですね。『黄昏色の』のイメージを拭うことが一番ですが、『換象』という設定はかなり『詠名式』と類似してますから難しいでしょうね。だからこそ本作独自の部分で勝負ですよ。
前作は未読なのでどうとも言えませんが、読んだ方の意見を聞くとaskさんと同じように、面白いと言ってました。敢えて王道に走ったのなら、この作品はその王道を貫きとおすべきだと思います。
何はともあれ、次巻の展開次第でしょうね。

……とまぁ、長々と私見を語ってしまってのですが、とにかくaskさんの感想を楽しみにしています。
難しいことを語っているようですが、本当はここまで考えてませんw 単純に生きてますから。

伊坂先生の不遇な扱いに嘆くほど、伊坂先生の作品に触れてきたわけではないので私は許します。
伊坂先生が許してくれるかは分かりませんがw
Posted at 2010.08.01 (23:22) by つかボン (URL) | [編集]
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Author:つかボン
前ブログ『BOOKDAYs!』の元管理人。
入間人間先生をこよなく愛し、自らも作家を目指す小説家志望だが、その実態は堕落人生まっしぐらのダメ学生。
しかし落ちるところまで落ちればあとは昇るだけ、それは可能性の獣。

同人誌『Spica-スピカ-』のメンバーとして活動もしています。
コメントなどはお気軽に。
どうぞよろしくお願いします。

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