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月見月理解の探偵殺人/明月千里

Colorful


を今度の土曜日に観に行きます。
評判とか何も知らずに観に行こうとしてるのですが、誰か観た人いるかな。


月見月理解の探偵殺人 (GA文庫)月見月理解の探偵殺人 (GA文庫)
明月 千里 mebae

ソフトバンククリエイティブ 2009-12-15
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「強ければ、嘘をつかなくても生きていけるかもしれない、でも……」
 どうしても、聞いておきたいことだった。
「弱くて嘘もつけない人間は……どうしたらいいのかな?」



――あらすじ――
「ならば今度も俺様を殺してみるがいい」
その車椅子の美しい少女は、探偵。
「どうしたんだ、暗い顔して。またちゅーでもしてやろうか?」
「全部君が原因だよっ!」
都築初のクラスに車椅子の少女が現れた。唯我独尊な態度で周囲を圧倒する、その美しい少女の名は月見月理解。
彼女は、ネット上のチャット参加型推理ゲーム《探偵殺人ゲーム》の伝説的なプレイヤーにして、大財閥・月見月家の探偵でもあった。
「この学校に、人殺しがいる」
理解は、初に調査の協力を求めると共に、無視できない、ひとつの勝負を持ちかけてきた!
第1回GA文庫大賞・奨励賞、一番の問題作が登場!
「ならば今度も俺様を殺してみるがいい。それでは――《探偵殺人ゲーム》を始めよう」


――感想――
第1回GA文庫大賞『奨励賞』受賞作。

以前から気になってたので購入。
どこに惹かれたかっていうと、タイトルとかあらすじ。……ごめん、割と普通なこと言ってしまった。
まぁ、でも、実際にタイトルとあらすじを見てもらったら、興味が湧くという気持ちも分かるんじゃないかな。それだけ異質な雰囲気を纏った作品。

ところで絵師さんは『シュガーダーク』の人だった。
挿絵はどっかで見たことあるなーって思ってたんだけど、でも表紙絵とか扉絵は随分印象が違う。と思って実際にシュガーダークと見比べてみたら、確かに特徴が似通っていた。似通っていたもなにも同じ人が書いたんだが。
でもこっちがポップな画風なら、あっちは幻想的。作品の雰囲気に合わせて画風を変えれるなんて、多才と言うべきか。イラストレーターのことは詳しくないからちょっと分かんないんだけどね。
気になる人は見比べてみるといいかも。

早速読んでみての感想。
新人らしい尖った作品ではあるけど、まだ粗削りな部分も窺える作品かな。もっと修繕出来るように思う。偉そうだけど、私ならこうするのになーって思う個所もあった。

タイトルに『探偵』とあるが、これといって複雑なトリックや推理があるわけではなく、むしろ心理戦が主体と言える。どちらがより、相手を巧みに騙せるか。徐々に追い詰められてる、みたいな緊張感が好きな人は面白いかもしれない。
探偵と助手が勝負をするという構造は新しい。
探偵が犯人を暴き、助手が犯人を庇う。言わば二人は敵同士なのになぜか常に一緒にいて、しかもそれが仕方ない状況を巧みに作り出している。むしろこういう構造を自然の成り行きで生み出せたことに感心する。

それにしても理解が良いキャラしてる。
誰よりもヒロインらしくないヒロインで、誰よりもヒロインであるべきヒロイン。
萌え? 何それおいしいの? と堂々と豪語するようで、それでいて圧倒的な存在感。彼女がいないのがおかしい、いないと駄目だ、いて当然。読者にそう思わせるだけの絶対者として君臨するのが理解である。
そんな存在がヒロインでなくてなんだっていうの? って話。

ところで、ヤンデレ気味な宮越さんは人間臭くて好きだけど、木崎さんは典型的なダメ人間だね。どんな嫌われキャラでもどこか救いがあるもんだけど、今時珍しいぐらいどうしようもない。学園ドラマとかにいそう。

ラストの展開に若干不満はあるものの、将来性は十分ある作品だけに次巻に期待ということで。


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つかボン

Author:つかボン
前ブログ『BOOKDAYs!』の元管理人。
入間人間先生をこよなく愛し、自らも作家を目指す小説家志望だが、その実態は堕落人生まっしぐらのダメ学生。
しかし落ちるところまで落ちればあとは昇るだけ、それは可能性の獣。

同人誌『Spica-スピカ-』のメンバーとして活動もしています。
コメントなどはお気軽に。
どうぞよろしくお願いします。

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