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暴走少女と妄想少年/木野裕喜

愛すべきいるまん馬鹿


という称号をとある人物からツイッター上でいただきました。
いるまん戦闘力3の私なんかがこんな称号をいただいて恐れ多いのですが、どうやらブログで名乗らなければならないそうで。アイタタタ……手痛い仕返しを受けてしまいましたね。

というわけでみんな!
今日から私のことは「愛すべきいるまん馬鹿」と呼べよな! 嘘だけど。


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木野 裕喜 コバシコ

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「こいつらがお前の友達のはずがない。友達なら、お前にそんな辛そうな顔をさせるわけがないだろ。私ならさせないぞ」



――あらすじ――
春。高校の入学式を迎えた沖田善一は、門の上から飛び降りてきた少女にいきなり鎖骨を折られてしまう。少女の名前は明華武瑠。才色兼備だが性格に激しく難アリの暴走少女。彼女の友達に(無理やり)なったことで、善一は彼女のさらなる友達作りの手伝いをさせられることに…。「まあでも、手伝ってるうちにあんなことやこんなことになったりして。うへへ」「…キショいぞ善一」暴走少女と妄想少年が贈る、青春ラブコメディ。第1回『このライトノベルがすごい!』大賞優秀賞受賞。


――感想――
ヒロインがオオカミさんに見えて仕方ないんだけど私だけ?

記念すべきこのラノ文庫一冊目は、第1回『このライトノベルがすごい!』大賞優秀賞作である『暴走少女と妄想少年』です。わー、ぱちぱち。
やっぱ楽しみにしてたレーベルだけあって、手にとって読むとすんごい興奮した。大切に扱わなきゃ、って妙に慎重に読んじゃった。
それにしても一般のラノベと変わらないページ数で、イラストの数だって特別少ないわけじゃないのに、これで500円もしないってやっぱすごいなー。他レーベルは焦ってたりすんのかねぇ。

余談だけど、私はこの本の略称を『暴想少女』と勝手に名付けてます。暴走+妄想と、少年+少女ね。きっとこんな名づけ方すんのは私だけなので良い子は真似しないように。

本作は今回の受賞作の中で最も読みやすくラノベらしいラノベと言われてるけど……うん、まんま。
けど悪い意味ではなく、純粋にラノベを楽しみたい人にはかなりオススメの作品だと思う。
奇想天外な出会い方とか、ヒロインに振り回される主人公とか、友達作りを目論む残念系キャラとか、流行りの設定を詰め込んでみました感は否めないけど、無理な設定も展開もなく話自体は綺麗にまとまってて軽い気持ちで読むことができた。これがラノベだよなーって思わせてくれる作品かな。

内容は本当にタイトルどおり、暴走少女と妄想少年が高校の入学式に出会って、鎖骨とか折られたりしながらもお互いに友達作りに励む。その延長線で恋とかが生まれたりする王道ラブコメ。
正直、キャラもどこかで見たことあるものばかりなんだけど、だからと言って変な設定を足されちゃうと余程力のある作家じゃない限り人間じゃないものが出来あがるから、これはこれでいいと思う。
とにかくラブコメは、話の世界への踏み込みやすさと読みやすさを追求するべきだと思うから。

ただヒロインの武瑠は暴走少女というより暴力少女のほうが合ってる気がするけど。最初の登場シーン以外たいして暴走してないような。むしろ主人公の善一のほうが妄想を暴走させてるよ。
あと常軌を逸した秀才であるにもかかわらず、口から出てくる罵倒が「ウンコ」とか「ゲロ」ってのはどうなんだろう。頭悪いようにしか見えないんだよなぁ。
それらを除けば魅力はあるんだけどね。今のとこはミミミのほうが素敵。

個人的に白柳と笹瀬先生はすっげー好きです。
何事にも寛容というか、理解のあるキャラは好きなんだよなぁ。
あと善一も、昨今のラブコメ主人公にありがちな優柔不断さや鈍感さがなく、決めるところで決める男だったところに非常に好感がもてた。
ラストの展開は意外だったけど、普通に惚れるレベルだよ。

総合すると、安定して面白い。
私としてはもう少しスパイスが欲しかったところだけど、ラノベは幅広い年代層に読んでもらってなんぼだし、目的は果たせてるかなって思う。
けど同日にゴールデンタイムや電波女という強敵が出てるから厳しい戦いにはなりそうだね。新興レーベルってブランドが助けにはなってくれるかもしれないけど。

ところで続きは出んのかな? 展開的には単巻完結でもおかしくない幕引きだったけど、絵師のコバシコさんのあとがきで「一巻おめです」ってコメントがあったから出るのかもしれない。
とりあえず私はこのラノを応援してるので、次巻が出れば買おうかな。


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Comments

こんばんは。愛すべきいるまん馬鹿さん。

正直言うと先にレビューを読んでしまうのはどうかなと思ったんですが、つい読んでしまいました。
面白そうなので、期待したいと思います。

というか、ツイッターのアカウント名教えてくださいよ~。
Posted at 2010.09.14 (00:11) by naomatrix (URL) | [編集]
どうもいる鹿さん。
誰なんですか?それ付けた人。インターフォン越しに手下を配置して勧誘したものの失敗した人が付けたようなネーミングセンスですね。

良くも悪くもラノベな作品ってレビュー難しくないですか?w何書いてもテンプレ的になってしまいそうで。
私もつかボンさんと同じく一段落ついたら購入しようと思います。
Posted at 2010.09.14 (20:34) by ask (URL) | [編集]
愛すべきいるまん馬鹿さん、こんばんはw
このライトノベルがすごい文庫の本は、値段が安いですね。
もともと本に関しては財布のひもが緩いので、この値段だったらすぐ買っちゃいそうですw
最近ラブコメ読んでないので、この作品は是非読みたいですね~
Posted at 2010.09.14 (23:16) by じたま (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
naomatrixさん、コメントありがとうございます。

こ、こんばんは。あ、愛すべきいるまん馬鹿です。

尖った作品が好みなかたには物足りないかもしれませんが、単純にラノベを楽しみたいかたにはオススメな作品ですので、ぜひ一度お手に取ってみてください。

ツイッターのアカウント名ですかー。naomatrixさんなら全然教えるのはやぶさかではないんですが、なんか妙なこだわりが私の邪魔をするw
でもまぁ、この際いいでしょう。なら私のほうからフォローしますので、よろしければリフォローよろしくお願いします。

askさん、コメントありがとうございます。

ど、どうもです。
あれれ、なんでそのことを知っているのですか? まるで名付けた張本人みたいじゃないですか。ねぇどうして? ねぇ?

あー、難しいですね。まぁぶっちゃけて言っちゃうと、まんまテンプレなのでテンプレ的に書いても嘘は書いてないですよねw
けどそれじゃ駄目なので、私はレビューではなく感想という体で、読んで感じたことをそのまま垂れ流すことにしています。めちゃくちゃな感想ですけどねw

じたまさん、コメントありがとうございます。

こ、こんばんは。私が愛すべきいるまん馬鹿です。

このラノはやっぱり値段が安いのが魅力的ですよね。これは破格すぎます。新人賞の賞金も凄いのに、元取れてるのか心配になるぐらいですw
可もなく不可もなくといった感じですが、しっかりラブコメしてますので楽しめるかと思います。ぜひ読んでみてください。
Posted at 2010.09.15 (12:21) by つかボン (URL) | [編集]
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Author:つかボン
前ブログ『BOOKDAYs!』の元管理人。
入間人間先生をこよなく愛し、自らも作家を目指す小説家志望だが、その実態は堕落人生まっしぐらのダメ学生。
しかし落ちるところまで落ちればあとは昇るだけ、それは可能性の獣。

同人誌『Spica-スピカ-』のメンバーとして活動もしています。
コメントなどはお気軽に。
どうぞよろしくお願いします。

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