Colorful Concrete
おもしろき ことなき世を おもしろく 高杉晋作
ささみさん@がんばらない3/日日日
- Posted at 2010.09.22
- lガガガ文庫
…………………………
※管理人は尋常じゃない睡魔に襲われているため、音信不通扱いでお願いします。
――あらすじ――
わたしたちはもう、がんばらなくてもいい。
「これは引きこもりではない、立てこもりである」。現実の世界がつらすぎて、引きこもりをこじらせてしまったささみさん。心配したお兄ちゃんと邪神三姉妹がささみさんの部屋への侵入を試みるも、「天岩戸」の結界と謎のゲームで徹底抗戦!ささみさんの「デレの部分」を攻略し、『ささみポイント』を貯めろ!? 相変わらず弱く、迷って、がんばれないささみさん。そしてその混乱に乗じて現れる「敵」。「ねぇあなた――過去を変えたい、って思ったことありません?」誘惑と後悔、決断と絆――。特別編も収録、一気呵成のシリーズ第3弾!
――感想――
ねみぃのですよ。(この記事を書いてるときの心境)
とりあえず表紙のつるぎは反則だと思う。ゆ・か・た! ゆ・か・た!
そんなわけで『非』日常系引きこもり日本神話(?)シリーズ第三弾です。
相変わらず左さんのイラストが素敵です。
最近イラストレーターさんが実際にイラストを描く場面をライブ配信などで見る機会があったんだけど、やっぱりイラストレーターさんによって描き方ってのはもちろん違うんだけど、そういうのを見るとお気に入りのイラストレーターさんはどんな風に絵を仕上げるのかぁって気になったりするようになった。
デジタル絵の概念がないからまったく分かんないんだけど、魔法のように生み出していくからビックリする。
今回はヨモツヘグリ完結編。相変わらずの三部構成。
前巻の続きのような感じで、メインはささみさんとお母さんの関係についてのお話なんだけど、んー、どうだろうか。
一部は、事情を話さないまま部屋に引きこもり、外界との接触を隔絶してしまったささみさんを救いだすため、邪神三姉妹+お兄ちゃんが奮闘するというお話。
これは良かった。バグって外見どおりお子様化したつるぎや、ついでに幼児化してしまったかがみやたまなど、愉快な邪神三姉妹の魅力を存分に描き出していると思う。
やっぱりかがみいいよ、かがみ。不器用な友情表現が、こう、くるね。
本題の二部なんだけど、これがなぁ。
なんだか綺麗事を並べすぎじゃないかな。綺麗事は嫌いじゃないけど、単刀直入すぎるというか単純明快すぎるというか。因果関係がはっきりしてない気が。
文字どおり綺麗過ぎて、そこに至るまでの経緯を省略しすぎじゃなかろうかと、若干腑に落ちなかった。
仲直りできたのは素直に嬉しかったけど、もっと紆余曲折があっても悪くはなかったと思う。
あと、あからさまにお母さんを萌えキャラにしすぎのような。可愛いのは否定しないけど、前巻までのイメージぶち壊しだったんだけど。ギャップ萌えってこんなんじゃないと思う。
それでも、やっぱりキャラが良いんだよなぁ、このシリーズって。だからある程度楽しめる。あらためて、キャラって大事なんだって知った。
前巻、前々巻が個人的に好きだから、無理矢理丸めこむような今回の終わらせ方には不満はあったものの、そこはやはり日日日さん。お得意の一風変わった世界観が読めただけでも良かったなぁとは思う。
三部にあたる特別短編はすごく面白かった。正直、こっちが本編ってぐらい。
珍しくたまに焦点を当てたお話。
たまの普段見せない悲しみが、クラスメイトの別視点で描写されている。たまはたまなりに、いろいろと考えてるんだね。
とりあえず物語はここで一区切りがついて、次巻からは二年生編だそうです。
最後に少しだけ登場した謎キャラが深く関わってくるお話になるのでしょう。
次巻も楽しみです。
関連商品
ささみさん@がんばらない 2 (ガガガ文庫)
みにくいあひるの恋 4 (MF文庫J)
爆熱天使Xサン 第二次正義の味方大戦!! (角川スニーカー文庫)
電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)
ささみさん@がんばらない (ガガガ文庫)
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「わたしたちの歴史を、後悔なんてしないで、神様」
――あらすじ――
わたしたちはもう、がんばらなくてもいい。
「これは引きこもりではない、立てこもりである」。現実の世界がつらすぎて、引きこもりをこじらせてしまったささみさん。心配したお兄ちゃんと邪神三姉妹がささみさんの部屋への侵入を試みるも、「天岩戸」の結界と謎のゲームで徹底抗戦!ささみさんの「デレの部分」を攻略し、『ささみポイント』を貯めろ!? 相変わらず弱く、迷って、がんばれないささみさん。そしてその混乱に乗じて現れる「敵」。「ねぇあなた――過去を変えたい、って思ったことありません?」誘惑と後悔、決断と絆――。特別編も収録、一気呵成のシリーズ第3弾!
――感想――
ねみぃのですよ。(この記事を書いてるときの心境)
とりあえず表紙のつるぎは反則だと思う。ゆ・か・た! ゆ・か・た!
そんなわけで『非』日常系引きこもり日本神話(?)シリーズ第三弾です。
相変わらず左さんのイラストが素敵です。
最近イラストレーターさんが実際にイラストを描く場面をライブ配信などで見る機会があったんだけど、やっぱりイラストレーターさんによって描き方ってのはもちろん違うんだけど、そういうのを見るとお気に入りのイラストレーターさんはどんな風に絵を仕上げるのかぁって気になったりするようになった。
デジタル絵の概念がないからまったく分かんないんだけど、魔法のように生み出していくからビックリする。
今回はヨモツヘグリ完結編。相変わらずの三部構成。
前巻の続きのような感じで、メインはささみさんとお母さんの関係についてのお話なんだけど、んー、どうだろうか。
一部は、事情を話さないまま部屋に引きこもり、外界との接触を隔絶してしまったささみさんを救いだすため、邪神三姉妹+お兄ちゃんが奮闘するというお話。
これは良かった。バグって外見どおりお子様化したつるぎや、ついでに幼児化してしまったかがみやたまなど、愉快な邪神三姉妹の魅力を存分に描き出していると思う。
やっぱりかがみいいよ、かがみ。不器用な友情表現が、こう、くるね。
本題の二部なんだけど、これがなぁ。
なんだか綺麗事を並べすぎじゃないかな。綺麗事は嫌いじゃないけど、単刀直入すぎるというか単純明快すぎるというか。因果関係がはっきりしてない気が。
文字どおり綺麗過ぎて、そこに至るまでの経緯を省略しすぎじゃなかろうかと、若干腑に落ちなかった。
仲直りできたのは素直に嬉しかったけど、もっと紆余曲折があっても悪くはなかったと思う。
あと、あからさまにお母さんを萌えキャラにしすぎのような。可愛いのは否定しないけど、前巻までのイメージぶち壊しだったんだけど。ギャップ萌えってこんなんじゃないと思う。
それでも、やっぱりキャラが良いんだよなぁ、このシリーズって。だからある程度楽しめる。あらためて、キャラって大事なんだって知った。
前巻、前々巻が個人的に好きだから、無理矢理丸めこむような今回の終わらせ方には不満はあったものの、そこはやはり日日日さん。お得意の一風変わった世界観が読めただけでも良かったなぁとは思う。
三部にあたる特別短編はすごく面白かった。正直、こっちが本編ってぐらい。
珍しくたまに焦点を当てたお話。
たまの普段見せない悲しみが、クラスメイトの別視点で描写されている。たまはたまなりに、いろいろと考えてるんだね。
とりあえず物語はここで一区切りがついて、次巻からは二年生編だそうです。
最後に少しだけ登場した謎キャラが深く関わってくるお話になるのでしょう。
次巻も楽しみです。
関連商品
ささみさん@がんばらない 2 (ガガガ文庫)
みにくいあひるの恋 4 (MF文庫J)
爆熱天使Xサン 第二次正義の味方大戦!! (角川スニーカー文庫)
電波女と青春男〈6〉 (電撃文庫)
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Comments
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確かにこの巻消化不良な感じがしますね
綺麗事ばかりではなく少しドロッとしてた方が
読みやすいかったかなと思いました
まあキャラは引き立ってましたけど
睡魔との戦い、頑張って下さい
ずっと妄想してれば寝ません、多分 - Posted at 2010.09.26 (18:10) by シャモ (URL) | [編集]