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俺の妹がこんなに可愛いわけがない3/伏見つかさ

なにもかも踏み台


少し遅くなりましたが報告です。
先日投稿した3分間企画なんですが、ものの見事に落選しました。こればっかりは仕方ないと、口だけで割り切るのは簡単ですが、やはりショックでしたねー。
とは言え、私の目標はあくまで新人賞ですのでいつまでも凹んでいられませんしということで、今ではしっかりと切り替えています。

それに今回の企画を経て、課題のようなものも見つかりましたしので参加した意味はあったかと思います。
失敗は成功への第一歩だと信じてる私からしてみれば、自分の下手さを自覚した上で、失敗に項垂れる自分自身すらも踏み台にして目標へ一歩前進できて嬉しい限りです。
安西先生も「下手糞の上級者への道のりは 己が下手さを知りて一歩目 」と仰られてることですしね。

目標へ向かって突っ走る過程においては、無駄になるものなんて一つもない。
なにもかも踏み台にして、目指すべきは目標ただ一つのみ。
そう捉えればなんとなく、まだまだ頑張れる気になんだよな。


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伏見 つかさ かんざき ひろ

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 そんな妹の弱点を、俺は、親父やあやせとのトラブルで、よーくわきまえていた。
 なんだかんだ言っても、こいつは十四歳の中学生なんだよな。
 幾ら才能があって凄いっつったてさ、そこを忘れちゃいけねぇよ。
 俺は、こいつの兄貴なんだから。



――あらすじ――
俺の妹・桐乃が、どうやら創作活動に目覚めたらしい。ところが、桐乃の書いた小説(ケータイ小説?)とやらは、同じく同人で小説を書いている黒猫にとって理解しがたいものらしく、案の定、口論になっちまった。その上、何を間違ったのか、桐乃が好き勝手書いたケータイ小説がネット上で話題を呼んで、出版社からオファーが来たっていうんだから、俺はただただ驚くしかない。というわけで、何事にも全力な桐乃が今回発動した“人生相談”によって、俺は、よりにもよって妹と、クリスマスの渋谷の街に繰り出す羽目になっちまった―!?って桐乃!さすがにその場所は兄妹で入っちゃマズイだろ。


――感想――
こんな可愛い妹がほしくないわけがない!

ちょっと遅いけど、アニメ化記念ということで思い出したように続き読んでみた。
まぁ、なんというかアレだな……
ニヤニヤが押し寄せてくる!

アニメのクオリティの高さにも驚いたけど、原作も負けず劣らず安定した面白さを保ってるなぁ。
でもって、桐乃が可愛いんだよ。
黒猫ファンのみなさんごめん! 黒猫も可愛いのは私も認めるところなんだけど、どうしても桐乃がなぁ。
兄ちゃん好きなのに素直になれないところがまた……。んべっ、と舌出してるところとか凄まじいね。
傍若無人でわがままな一面は、実の妹ならたしかにムカつくだろうけど、なんだかんだで友達を大事にしてるとことか、自分で決めたことは決して曲げず最後までやり遂げようとする姿勢は、可愛さに加えてひとつの魅力だと思う。

そして今回改めて露わになった桐乃の弱さ。しっかりしてるようで、所詮中学生。ひとりではどうしようもできないことが、桐乃にだって絶対ある。
そういった部分を京介は理解してしまってるから、そりゃ助けないわけにはいかないよね、兄としては。

けど、今回はどちらかといえば黒猫に焦点が当てられてたかな。
自分の今までの努力が報われないどころか、突然素知らぬ顔で現れた余所者に横取りされるのはやっぱり、どうしようもない憤りを感じるだろうなぁ。それが自分の趣味嗜好にそぐわなければ尚更。
でもだからって、その余所者が努力をしてなかったわけじゃないし、その努力を踏みにじれば、結果的に自分たちの努力まで踏みにじることに繋がってしまう。
才能ない者は才能がないなりに頑張っているのだから、他人の才能が妬ましいからといって努力を踏みにじってしまったら、それは直接自分の頑張りは意味がなかったと認めてしまうことと同義だ。それは、なんか悲しい。

でも黒猫は、そんな私情と受け入れるべき現実の間にしっかりと境界線を引いてるから、「それはそれよ」なんて割り切って、頑張りを無駄にしそうになっている目の前の人間に喝を入れることができるんだろうなぁ。そういった部分は、桐乃にはない黒猫の魅力だと思う。
一応勘違いのないように言っておくと、可愛さでは桐乃だけど、女性キャラとしての魅力は黒猫のほうがあると思ってるんで。ま、補足です。

才能ある者への嫉妬という、醜いけど酷く人間臭くて共感しやすいテーマを据えて、京介の今まで収まりどころの不明だったもやもやや、黒猫の努力の価値観が叫びとなって、真摯に訴えかけられてたのがすごくよかった。
桐乃という大きな存在に影響されて、醜態を晒して。たとえそれが妹や友達のためでなく、自分のためであったとしても、頑張りを無駄にしたくないという想いはみんな通じ合ってるんだなー。

ところでだけど。
途中の麻奈実の話は必要だったんだろうか?
いや、麻奈実と京介の関係を描くのも大事だってのは分かる。恋愛方面では最終的に麻奈実の存在はかなり重要になるだろうから、少しずつ進展させておかないとね。でも、もっと本筋に関わらせるたほうがいいのでは? 短編集ならまだしも……。

さて、こんなに長々と語るような作品ではないような気もするけど、きっとこれを書いてるときの私は気分が高揚してるんだろう。
ってなわけで、次巻に期待。アニメにも期待。



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Comments

毎度どうも。
はじめまして。
wolf8810と申します。
毎度私のブログにお越しくださりありがとうございます。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』。
なんか面白そうですね。
私もちょいとアニメ見てみましょうか。
Posted at 2010.11.11 (15:19) by wolf8810 (URL) | [編集]
こちらでははじめまして。
webshiftです。
この前のリンク、ありがとうございましたー!

自分もこれ読んだんですけど、面白いですよね。

確かに、桐乃かわいいんですけど、黒猫のほうが大人っぽいというか…。
扱っている内容が少し重いなーと読みながら思っていました。
Posted at 2010.11.11 (17:03) by webshift (URL) | [編集]
これだけは確実に言えます。
――何をしても駄目なヤツは、確実に今までの失敗を無駄な事だと思っています。
自分の下手なところと他人の上手いところを正確に見極められることができたなら、もう一歩といったところでしょうね。

『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
――果たしてこれは、私を落胆させる事のないラノベだろうか――?
というか、あらすじを読んでみれば、何やら題名と内容が乖離しているようにも思えなくないんですが――?
Posted at 2010.11.11 (20:01) by サクラ (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
wolf8810さん、コメントありがとうございます。

はじめまして。こちらこそ、ブログ訪問していただきありがとうございます。
面白いですよー。まぁ、現実にあんな妹がいるわけなんてないので、受け入れられない人は面白いと思わないかもしれませんが……。
ですが、今最も人気のあるラノベなのは間違いないありません。幸いなことに、アニメも素晴らしい出来ですので、よければ見てみてください。

webshiftさん、コメントありがとうございます。

はじめましてー。
いえいえこちらこそ、相互リンクの申し出嬉しかったです。ありがとうございました。

年上ということもあって、黒猫のほうが態度や振る舞いは大人ですよね。やはり女性としての魅力は黒猫のほうが一枚上手だと思います。

そうですねー。私は重いという印象は受けませんでしたが、1,2巻とはテイストを変えてましたから、そういった部分で今までと違う印象を受けたのかもしれませんね。
なんにせよ面白かったです。

サクラさん、コメントありがとうございます。

なによりも励みになる言葉ありがとうございます。
サクラさんもそんな風に今まで歩んできたんだと考えると、自分の考えにも自信が持てます。
あと一歩。その一歩の距離がどれだけあるかは分かりませんが、失敗を糧にして、成功へ大きく足を伸ばしてみようと思います。

んー、どうでしょう。
はっきり言って、自信を持って薦めることはできません。
大衆向けではありますが、故に軽い。ラノベの中でも、良くも悪くもラノベといった軽さです。ラノベが好きな人は、読む分には問題なく楽しめるでしょうが、例えばそこからなにかを学ぼうだとか、執筆の参考にしようと思うのであれば、それほどのものではない、とだけ言っておきます
この3巻に関しては、あらすじとタイトルが少々乖離してるかもしれません。1,2巻はそうでもないんですが。
Posted at 2010.11.12 (01:18) by つかボン (URL) | [編集]
落選ですか。すぐに切り替えられるところがつかボンさんらしくて良いと思います。形式張った事を地で行くような文になりますが、今やることを存分にやってください。因みにこれ、黄色な方が私に差し出した言葉ですよ。

分かってないですね。黒猫のターンはこれからなのです。
黒猫に「兄さん」と呼ばれて身悶えする京介とそれを見て憤慨する我々の気持ちを思い知ると良いっ!
ダメですね私。黒死猫に罹っているようです。頭がイタいです。
京介もカッコよくて私は満足です。……あやせに続いて黒猫にまで手を伸ばすなんてマジ京介爆h(ry
Posted at 2010.11.13 (18:58) by ask (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
askさん、コメントありがとうございます。

もちろん3分間企画も本気で取り組みましたが、常に頭の隅では新人賞のことがちらついてましたから、落選を知っても引き摺ることなく切り替えることができました。
かつて自分が言った言葉の意味を、これほど深く再認識できる機会はないですね。ありがとうございます。

記事にも書いてあるとおり、女性として魅力があるのは黒猫だと思います。変な話、どちらを彼女にしたい? と問われれば黒猫を選ぶと思いますし。
ただ、純粋な可愛さは桐乃かなぁと。単純にツンデレ好きなだけですがw
しかし黒死猫とはまた上手いことを言いますね。いただきたくはないですけどw
京介カッコいいですよねー。なんだかんだで女性は頼りになる男性を好きになりますから。
しかしいまだ手を出す大賞が黒猫以外女子中学生という。
Posted at 2010.11.15 (19:10) by つかボン (URL) | [編集]
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Author:つかボン
前ブログ『BOOKDAYs!』の元管理人。
入間人間先生をこよなく愛し、自らも作家を目指す小説家志望だが、その実態は堕落人生まっしぐらのダメ学生。
しかし落ちるところまで落ちればあとは昇るだけ、それは可能性の獣。

同人誌『Spica-スピカ-』のメンバーとして活動もしています。
コメントなどはお気軽に。
どうぞよろしくお願いします。

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