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僕は友達が少ない5/平坂読

寒いですね。


そうですね。

家の中でどこが一番落ち着くかと聞かれれば、布団の中と即答するぐらいには布団が大好きです。
ベッドの上じゃなくて、布団の中ね。これ大事。
つまり、布団に包まれていれば場所は問わないということ。
それってもう、家の中で一番落ち着く場所って質問の答えとして成立してないんじゃないの? とか考えついてしまったところで、そういえば昔布団から出るのを嫌がるあるサラリーマンが、布団を着用したまま出社するって漫画を読んだことを思い出した。
まさに私の趣味嗜好と合致した漫画作品だったわけです。
確かそのサラリーマンが布団出社を続けていると、布団スタイルがあれよあれよと世に広まって、サラリーマンは有名人になったという話だった気がする。でも有名人になった当の本人はそのことにまったく無自覚で、季節が春を迎えたある日、世が布団スタイルで賑わっているにも関わらず、温かくなったからといって躊躇いなく布団を引き剥がしちゃうところが面白かったなぁ。

そういえば、最近話題になっている例の条例。
悪影響で言うならこの漫画も規制の対象だよな。なんたって、漫画の中で実際に世間の人々が布団スタイルに影響されちゃってるんだから。


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平坂 読 ブリキ

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「それに……」
 夜空はちらりと俺のほうに視線を向けた。
 …………?

「友達がいないヘタレヤンキーなら、現実で間に合ってるからな!」



――あらすじ――
ある日父・隼人から電話でよくわからない話を聞かされて驚く羽瀬川小鷹だったが、星奈にそれとなく確認してみたところ、彼女のほうは特に変わった様子もない。一応気にはなりつつも、隣人部ではいつものように残念な部員たちとの騒がしい日々が続いていく。遊園地に行ったり温泉に行ったり昨今の娯楽業界を取り巻く情勢的に危険な領域に行ったり、いろんなところにGO(5巻だけに)! 隣人部の人間関係にも変化がおとずれる、はいてもいるしはいてなくもあり、ついているようでついてない、大人気残念系青春ラブコメディ、変化と原点回帰の二学期編突入!


――感想――
お馴染み残念系ライトノベルの代表格、『はがない』の最新刊です。

帯を見て思ったけど、はがないもついにジャンプ進出か。
この本のどこに『友情・努力・勝利』があるのか甚だ疑問だけど(特に『友情』)、SQだから気にするなということですな。まだ読んでないが、平坂先生が原作務めてるんだっけ? 星奈がメインらしいから気になると言えば気になる。
そういえばAmazonでも一時期ランキング1位になってたよね。なんのランキングだったかは忘れたけど。
最近人気だよねぇ。さすがこのラノ2位。

今回の表紙は幸村・理科の後輩二人組。そして小鷹は毛。1巻の全体像から随分とコンパクトになっっちゃって……涙が出てきそうです。
これで隣人部メンバーは出揃ったわけだが、次巻からはまた夜空に戻るのか。それとも隣人部以外の既存のキャラか、新キャラとかかな。
ちなみに二人組という構図は全員もうあるんだよね。今月号の月刊アライブの表紙が夜空と星奈で、その付録にマリアと小鳩が表紙の掛け替えカバーがついてるから。

表紙が後輩コンビなだけあって、幸村と理科がメインで話題になるこの5巻。
全体的にはいつも通りのはがないなので、いつも通りの面白さだと思ってもらって大丈夫でしょう。
今までの認識をひっくり返すようなとんでも展開があったりもしますが、それはそれ。それについても、いつも通りの短編集なので、各話ごとの感想で触れていきましょう。

どうでもいいけど、特典のポストカードを気に入ってます。


父との電話

驚愕の終わり方を迎えた前巻の続き。
衝撃的な父からの電話の内容の、その後のやり取りが描かれている。が、読者としては事実がどうなのか気になるところなのに、この話題はあっさりと流されて少し拍子抜け。
父親との会話が描かれたのはこれが初めてかな? 父親はただの親バカでした。

遊園地~お誘い編~

星奈が小鳩を遊園地に誘うという話。
小鳩に対する星奈の変態度がリミッター解除されてるけど、可愛いからいっか。しかし普通にドン引きレベルだな。
でまぁ、成り行きで隣人部メンバーで出かけようということになる。

遊園地~ブラックドラゴン編~

内容云々より、ブリキさんの本気を目の当たりにできたことに感謝したい。
ジェットコースターの挿絵は色々なものを通り越して芸術もの。三者三様と言うべきか十人十色と言うべきか。それぞれの個性が表れた表情が堪らないです。

もちろん内容も面白い。今回で一番面白かったかもしれない。
ジェットコースター搭乗時のそれぞれの本音にはつい頬が緩んでニヤニヤしてしまうなぁ。
この辺りから理科がどうしようもない。

遊園地~アシュタロス編~

もとい小鳩の邪気眼、星奈のツンデレ発動編。
星奈が小鳩の好きなアニメ『鉄の死霊術師』の着ぐるみショーに小鳩を誘うという話。
元々星奈はこのショーに小鳩を連れて行くことを目的としてたわけだけど、まぁ星奈と二人きりなんて小鳩はもちろん嫌なわけで。でもあんちゃんが一緒なら大丈夫!
というわけで小鷹・星奈・小鳩の三人で着ぐるみショーを見に行くことに。

ここでも星奈は残念さをアピールしまくりんぐ。中学生の小鳩に駄目だしされてる姿が痛々しい。でも可愛いk(ry
残念さで言えば小鳩も負けてない。
スタッフ側からしてもこんな子供嫌だろうなぁ。
そういえば小鳩と黒猫って年齢的にひとつしか違わないのか。いや、今の時点ではふたつかな。特に深い意味はありませんが。

遊園地~リバース編~

リバースと言えばアレですよ、アレ。
懲りずに夜空と星奈がいがみ合いを始め、ふたりだけでまたブラックドラゴンに乗ることになり、それ以外のメンバーは他のアトラクションを楽しむことに。

ラストのイラストにすべてが集約されてる話。

温泉

今回で最も衝撃的で、個人的に不満が残る話。
えー、幸村……えー……。
これは最初からそういう設定だったの?
そもそも私は男の娘というものがあまり好きではない。バカテスの秀吉にも大して愛着湧かないし。それでも幸村は男の娘というキャラ抜きで好きだったのに。男の娘でもいいから、すべて含めて幸村という人物が好きだったのに。
こっちの方が現実的なのわかる。理解はできる。でも納得がいくかというと、それはまた別の話。

んーんーんー。(←胸の内のもやもやを言葉にできないでいる)

ついてない話

夜空可愛いよ、夜空。
もうこうなったら夜空と星奈に縋るしかない。
でも本当に、強敵になったね、幸村。夜空が焦るのもわかる。
正真正銘、ついてないね。

二学期開始

そういえばまだ二学期だった。
まず1巻からまったく時間が進んでないことに驚いたよ。

でまぁ、またもや星奈がテストの点数勝負を夜空に挑もうとするのだけど、前回の教訓からまったく相手にしようとしない夜空。星奈なんか必死さのあまり言ってること無茶苦茶だし。
アレだなー。星奈、夜空好きすぎだろー。

執事

夜空に担がれて『しんのおとこ』になるためメイドに次いで執事の格好をし始める幸村。
ここでも幸村を脅威に感じる夜空の本心が見え隠れしてニヤニヤしてしまう。
そしてまさかの『まよチキ』ネタ。
平坂先生やめてあげて! 後輩さんが可哀想だ!

乙女ゲヱの世界にようこそ

乙女ゲーを馬鹿にする夜空に、理科が実際にプレイさせて、クソゲーかどうか評価を下してもらおうって話。
私もてっきり乙女ゲーってBL的なものかと勘違いしてた。へー、勉強になった。どこで披露する知識かはさておき。

夜空、星奈、幸村、理科の好みの男性のタイプが全員一致でとある人物を示してて、なんかこう、背筋がむず痒かった。
でも当の本人が朴念仁だからなぁ。彼女より友達欲しいとか思っちゃってる人だから。
だからこそ不憫なのが理科。
以前からも度々髪形を変えてて、今回も事あるごとに新しい髪形を披露してるのだけど、まったく小鷹に触れられなくて欲求不満状態。最終的に自分で言ってしまう始末だし。気づいてなわけじゃないんだけどね、小鷹だから。
理科は随分女の子らしくなったと思う。コンタクトにしたりと、アピールの仕方が健気で良い。
今巻で理科に対する好感度がぐっと上昇した。

タイムマシン

なにこの夢のあるタイトル、って思ったけど、ある程度中身は予想できたよ。
またまた次が気になる幕引きでした。
もうお馴染みになってるね。


総評。
今回はとにかく夜空と理科が輝いてた。
理科の健気さは結構好きなんだけど、報われないよなぁ。夜空は幸村の快進撃に戸惑ったり、乙女ゲーを通して小鷹にアピールしたりと、いつもクールだからこそ可愛い。
幸村については、それでもまだ好きだというのが結論。元々の人間性を気に入ってますから。
感想書いててつくづく思ったけど、本当に中身ないよなぁ。いや、この作品はこれで良いんだけど。
毎回変わらず残念だから、「残念だった」と馬鹿のひとつ覚えのように何度も書き続けるのも、なんか面白味に欠けるし。ある意味、感想書く側からすると辛い作品なのかもしれない。

思わせぶりなラストから次回はどう動くのか。
前巻のあの終わり方の割に今回は星奈の影はが薄かったから、次巻ではサービスしてほしいなぁ、なんて。
まぁ、それよりも気になるのは、小鷹の表紙での扱いだけど。
奇をてらって小鷹が表紙という、何段飛ばしか測定不能な出世も可能性としてはなきにしもあらず。
期待してます。



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Comments

いやもうほんと幸村には驚かされましたよ。
色々意見はあると思いますが、私的にはありですね。
今までそこまで思わなかったんですけど、あの話以降から可愛く見えてしょうがないです。

確かに今回は星奈の出番少なかったですよね。
いつも通り残念ではありましたが。
次巻での活躍に期待ですね。
Posted at 2010.12.14 (22:14) by 半熟タマゴ (URL) | [編集]
特に変化のない日常を綴ったのが日常系ですからねぇ…
ある意味"感想殺し"です。
読み方はフィーリングブレイカーとかどうでしょうか。
小鷹の空気の読めなさ具合も含めて。

いろいろと新しい手法への挑戦が盛り込まれていて、そちら方面では常に変化し続ける作品なのかもしれません。
遊園地前のマリアのしょぼーんとか、ブラックドラゴンでの「「「ギャー!」」」とか。
この辺りについては、今後の展開ともども楽しみにしている部分だったりします。

幸村については、これまでの見方が逆転するような事件でしたね。
改めて5巻以前を読み直してみたいのですが、実家に置いてきてしまっていて…うぐぐ
幸村のためだけに買い直すべきでしょうか。
Posted at 2010.12.15 (12:09) by 茶ネコ (URL) | [編集]
つかボンさん、こんばんは。
はがないの5巻、私も読みましたよ。
いや~幸村には驚かされましたね~なんて言えないくらい驚きました!!
これで、隣人部は完全に残念系ハーレムですねw
けなげにアピールする理科もよかったのですが、少しスタートが遅かった気がしますね。
表紙の二人が思いのほか頑張ってましたが、この程度では星奈派の私を動かすことはできません(キリッ
次巻は星奈が活躍してほしいですね。
あと、星奈ルートといわれているジャンプSQも合わせてチェックしたいです。
Posted at 2010.12.15 (23:33) by じたま (URL) | [編集]
こんにちは。
「はがない」5巻は表紙の二人・幸村と理科の巻といってもいいでしょう(個人的に)
幸村は衝撃でした・・・
理科はジェットコースターの辺りから、アレな感じでしたね。

しかし、ジェットコースターのくだりは、私もジェットコースター苦手なので、大笑いしたと同時に共感しました・・・
二人で張り合った末、屍と化した夜空と星奈にも大笑いですが、ここでも自分を見ているようでした・・・

まさかの「まよチキ!」ネタ登場には思わずニンマリ。
平坂先生なりのエールか?!
Posted at 2010.12.16 (12:56) by naomatrix (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
半熟タマゴさん、コメントありがとうございます。

ありかなしかと問われると、少し言葉を濁してしまいます。
もちろん可愛くはなったのですが。ええ、真の意味で。
でも私が幸村を好きなことに変わりはありません。

星奈の出番が少ないと、代わりに夜空の可愛いところが拝見できるのでそれはそれで良いのですが、やはり星奈の可愛いところを見たいです。
どうやら次巻まで我慢しないといけないようです。

茶ネコさん、コメントありがとうございます。

フィーリングブレイカ―。良いですねそれ。もらいましたw
まさにブロークンフィーリングされちゃったのですが、その分この手の作品は難しいことを書かなくていいので気楽と言えば気楽です。ノリで書いちゃう感じですね。

ラノベだからこその可能性にどんどん挑戦していってますよね。
小説なのにふざけてると言う人もいるらしいですが、これはこれと割り切るべきでしょう。むしろこれが平坂先生の持ち味なのですから。
自分の武器をどんどん生かして、常に挑戦し続けていってもらいたいです。

幸村の件は大事件ですよ。
不自然さは取り除かれたんだからよかったのかもしれませんが、そんな簡単に受け入れる話でもありません。
でも幸村好きです。
だからぜひ幸村の為にも買い直してもらいたいところです。
もし少しでも星奈の為にという気持ちがあるのなら絶対に買い直しましょうw

じたまさん、コメントありがとうございます。

いやー、本当に。幸村には驚かされました。
ハーレムができたと言えば聞こえは良いですが、おいちょっと待て、と突っ込みを入れたくなりますねw
まぁ、残念系なのが唯一の救いですかね。でも幸村は残念系に部類しないような……。

理科は登場時からアピールは凄まじかったですけどねw ちょっと度合いが酷すぎただけです。完全に小鷹から変態扱いされて引かれてましたから。
最初から女の子らしくアピールしていれば夜空や星奈と同じ舞台に立てたかもしれませんが。
それでもやはり理科可愛かったです。
ま、もちろん星奈ベストですけどね!
次巻はきっと星奈が活躍するはず!

naomatrixさん、コメントありがとうございます。

今回は幸村と理科の為の巻でしたね。私も強くそう思います。
幸村のことはもう、温かく見守るしかありません。
ジェットコースターのくだりですが、いつも通りの理科だと思ってしまったのはなぜでしょう?w
きっと以前から私は、理科をあのレベルだと捉えていたのでしょう。

naomatrixさんはあの夜空や星奈みたいになるぐらいジェットコースター嫌いなんですね。あれはもうほぼ屍でしたが、だとするとよっぽどですねw
私はジェットコースター好きな方なので、そういう自分だけの楽しみ方ができたnaomatrixさんが羨ましいです。

まよチキネタですが、あれはおそらく平坂先生の後輩弄りですw
後輩弄りに定評のある平坂先生ですから。
いや、面白いんですけどね。
Posted at 2010.12.16 (22:16) by つかボン (URL) | [編集]
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Author:つかボン
前ブログ『BOOKDAYs!』の元管理人。
入間人間先生をこよなく愛し、自らも作家を目指す小説家志望だが、その実態は堕落人生まっしぐらのダメ学生。
しかし落ちるところまで落ちればあとは昇るだけ、それは可能性の獣。

同人誌『Spica-スピカ-』のメンバーとして活動もしています。
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