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源氏物語 第一回

源氏物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)源氏物語 (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
角川書店

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――感想――
予告どおり、現在読んでいる『源氏物語』の感想、要約、メモ的なものを記事として書いていこうと思います。
ちなみに読んでいる本は上の画像のものです。いわゆる入門書。しかし、『源氏物語』の世界と流れを手っ取り早く把握するためには取って置きの一冊だと思います。
興味を持たれましたらぜひ一読あれ。

というわけで今日は第一回目。全部で54編なので、一回につき6編×九回の予定。
感想の形態としては、1編ごとに物語の大まかな流れを示し、感想はツイッターで呟いたものをそのまま掲載しようかと。自分のメモとして残す意味合いが大きいので、そのあたりの手抜きは勘弁してもらえたら嬉しいかなー。
ちなみに()で括られてる年齢は源氏のものです。

いつもと感想の形が違いますし、まだ試験段階なので、改善できるところがあれば随時していこうと思います。
ではでは、はじまはじまりー。


桐壺

(0歳)光君誕生⇒母桐壺更衣、弘徽殿の女御らの嫉妬に遭う。
(3歳)桐壺更衣、死去。
(7~11歳)帝、高麗人の占いに従って、光君に源氏姓を与える⇒亡き桐壺更衣に生き写しの藤壺の女御、入内。
(12歳)源氏、左大臣の娘の葵の上と結婚⇒源氏、葵の上に親しめず、亡き母に似た藤壺を思慕。


・高校の教科書にも載ってる有名な1編。妃のランクによって帝の居間からの遠近が決まるらしくて、桐壺はその中でも最も遠い殿舎で、帝に会いに行く度に他の妃の部屋の前を通らないといけない。そりゃ、他の妃も嫉妬に狂って陰湿なイジメをするわな。

・源氏物語って、高麗の人相鑑定士によって予言された光源氏の未来を実現するために展開されていくんだ。というか、継母の藤壺って源氏と5歳しか違わないのか。その上、亡き母桐壺に激似と。避けようとする藤壺に子どもながらのアプローチをする源氏は可愛いが、いくら義理でも過ちを犯すとは。


帚木

(17歳)『雨夜の品定め』にて、遊び仲間と女性論を語り合う。⇒空蝉と出会う。


・『雨夜の品定め』ってなんですかー。女性の好み討論って、これ思いっ切り修学旅行の夜のノリじゃないか。愛人関係には不足がなくても、正妻選びとなるとたくさんの彼女の中から「これぞ!」という女性を決めにくいとか、夫の浮気を防ぐのは妻の焼き餅の焼き加減次第とか、結局男のエゴじゃん。

・空蝉かわいいなぁ。源氏に愛される幻想と現実に揺れ動く微妙な乙女心が堪りません。乙女心の理解できないまだまだ未熟だったころの源氏にとって、突き放される仕打ちはまあ衝撃だったんだろうな。というか、人妻にもひょいひょい手を出す源氏さんはすごいよ。この時代では普通だったのかな?


空蝉

(17歳)空蝉に逃げられ、軒端の荻と出会う。


・空蝉に拒絶されて余計に恋慕の炎を燃やす、その不屈の精神は見習いたいなあ。けど、間違って継娘(軒端の荻)と関係持っちゃうってなんですかそれ? しかも間違いに気づく理由が空蝉より娘のほうが豊満だったからって……。プライドの高い源氏は間違いを隠して、果てには娘と関係が持ててラッキーとか。

・とんでもないなあ、源氏さんは。結局空蝉が拒絶するのは人妻という身だからなのね。娘は娘で、夜這いかけられたにもかかわらず喜んじゃって、でもまさか勘違いされたとは思わないから、源氏から便りがないことを不安感じてて。本当に恋愛観がすごいなあ。


夕顔

(17歳)夕顔と逢う。⇒夕顔の怪死。⇒空蝉、伊予に下る。


・これも教科書に載ってたな。初めて読んだときは普通に怖かった。夕顔、物の怪に殺されちゃうもんね。雰囲気も怪談っぽくて。「おやおや、子供みたいなことを」って次女を笑ってる場合じゃねーよ源氏! 早く夕顔を助けに行ってやれよって、なんか読みながら必死だった覚えがある。

・源氏さん、10歳の年端もいかない少女にも手を出すのね。さすがに笑ったわ。でもその理由は藤壺の面影があったからだし、余程藤壺を愛してたんだなあ。強引に孕ませるぐらいだからね。


若紫

(18歳)紫の上を発見。⇒藤壺と逢い、藤壺は懐妊。⇒紫の上を引き取る。


・というか、この時点でもまだ正妻の葵の上とは上手くいってないみたいだし(よく考えたら源氏さん浮気しまくりだよ!)、その辺が野村先生新作『ヒカル』シリーズにも関係してくるのだろうか。

・継母藤壺との秘め事を描いたシーンがなんとも官能的で、特に事後の二人の行動がまた、その意味するところの相違点を慮ってみると実に趣深い。
「暗部の山に宿りも取らまほしげなれど、あやにくなる短夜にて、あさましうなかなかなり(夜明けがなく暗いという名をもつ暗部山で夜をすごしたいほどだが、あいにくと夏の短夜なので、かえって逢わないほうがましだったと思った)」

・自分の娘だったら気兼ねなくべたべたひっついたり、同じ布団で寝起するなんてとてもできたものじゃないって、逆に言えば若紫にはしてたってことですか源氏さん!? でも源氏さんはあくまで理想の女性に育て上げるためで、ロリコン趣味ではなく女性経験豊富な貴公子ならではの発想らしい。


末摘花

(18歳)末摘花と逢う。⇒末摘花の醜貌に驚く。


・源氏物語に出てくる女性は美女ばかりではないんだねー。中には末摘花のように醜女もいるんだ。心中では寝たことを後悔しながら、貧しい宮家を憐れに思って援助した源氏は心が広いと取り上げられてるが、源氏の心の広さはぜったい女性に対してだけだよなー。

・源氏と若紫の戯れの様子がめちゃくちゃ微笑ましいんですが。末摘花にもっと救いを……。さりとて思い返してみると、今までの女性に比べ末摘花はまだ幸せなほうか。空蝉や夕顔のような例もあるわけだし。


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つかボン

Author:つかボン
前ブログ『BOOKDAYs!』の元管理人。
入間人間先生をこよなく愛し、自らも作家を目指す小説家志望だが、その実態は堕落人生まっしぐらのダメ学生。
しかし落ちるところまで落ちればあとは昇るだけ、それは可能性の獣。

同人誌『Spica-スピカ-』のメンバーとして活動もしています。
コメントなどはお気軽に。
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