Colorful Concrete
おもしろき ことなき世を おもしろく 高杉晋作
”文学少女”と穢名の天使/野村美月
- Posted at 2010.03.16
- lファミ通文庫
春ですねー
最近すっかり暖かくなっちゃいました。
もう3月も中旬ですしね。
日中は暖房がなくても比較的過ごしやすく、春が近づいてきていることを実感します。
春の陽気にさらされて、あぁ……
眠い!!!
――あらすじ――
文芸部部長、天野遠子。物語を食べちゃうくらいに愛するこの“文学少女”が、何と突然の休部宣言!?その理由に呆れ返りつつも一抹の寂しさを覚える心葉。一方では、音楽教師の毬谷の手伝いで、ななせと一緒に放課後を過ごすことになったりと、平和な日々が過ぎていくが…。クリスマス間近の街からひとりの少女が姿を消した。必死で行方を追うななせと心葉の前に、やがて心葉自身の鏡写しのような、ひとりの“天使”が姿を現す―。大好評シリーズ第4弾。
――感想――
ついに来た!
琴吹さんのための巻!
琴吹さん派の私としては、非常に嬉しい今回のお話。
あらすじにもある通り遠子先輩が休部宣言をしちゃったので、遠子先輩の出番はいつもより少なくっているのは残念。
遠子先輩がいないとこの作品は寂しくなるよなーと思いますが、その代わり琴吹さんがヒロインとして頑張ってくれます。
琴吹さんのこともあって心葉も今回は積極的に行動します。
いつも受身の心葉が自分から動くのはかなり珍しい。
しかし、そのせいで全容の見えない不気味な事件に巻き込まれていく。
穢名の天使の正体とは?
その答えがこの事件の核心へと繋がっていきます。
事件を追いかける心葉は、悲しくも辛い壁にぶつかることになります。
そして、真実を知るべきかどうかと、自問自答を繰り返すのです。
その答えを教えてくれたのは琴吹さんでした。
屋敷で琴吹さんが語ってくれた力強い意思は、心葉の弱り切った心に勇気を与えます。
真実を知ることが絶対に正しいとは限りません。
しかし、それでも知らなければならない真実があるのです。
そして、そこから道が開かれることもあるのです。
心葉と琴吹さんの距離が縮まった瞬間でしたね。
いつもとは少し違う雰囲気をかもしだしていた本作ですが、シリーズとしては全く衰えの見られない内容でした。
琴吹さんが好きな人はもちろん、このシリーズが好きな人も一読の価値がある作品です。
ごちそうさまでしたw
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“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)
“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)
”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)
“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)
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ドラマCD版“文学少女”と飢え渇く幽霊 後篇

最近すっかり暖かくなっちゃいました。
もう3月も中旬ですしね。
日中は暖房がなくても比較的過ごしやすく、春が近づいてきていることを実感します。
春の陽気にさらされて、あぁ……
眠い!!!
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ぼくは、知りたいのだろうか?
たとえそれが、どんなに辛い真実でも? これまで以上の苦しみと絶望が降りかかってきて、二度と立てないほど打ち据えられることになっても?
痛みに耐えきれず、狂ってしまっても?
真実を知ることが、絶対に正しいことは限らないのに――。
――あらすじ――
文芸部部長、天野遠子。物語を食べちゃうくらいに愛するこの“文学少女”が、何と突然の休部宣言!?その理由に呆れ返りつつも一抹の寂しさを覚える心葉。一方では、音楽教師の毬谷の手伝いで、ななせと一緒に放課後を過ごすことになったりと、平和な日々が過ぎていくが…。クリスマス間近の街からひとりの少女が姿を消した。必死で行方を追うななせと心葉の前に、やがて心葉自身の鏡写しのような、ひとりの“天使”が姿を現す―。大好評シリーズ第4弾。
――感想――
ついに来た!
琴吹さんのための巻!
琴吹さん派の私としては、非常に嬉しい今回のお話。
あらすじにもある通り遠子先輩が休部宣言をしちゃったので、遠子先輩の出番はいつもより少なくっているのは残念。
遠子先輩がいないとこの作品は寂しくなるよなーと思いますが、その代わり琴吹さんがヒロインとして頑張ってくれます。
琴吹さんのこともあって心葉も今回は積極的に行動します。
いつも受身の心葉が自分から動くのはかなり珍しい。
しかし、そのせいで全容の見えない不気味な事件に巻き込まれていく。
穢名の天使の正体とは?
その答えがこの事件の核心へと繋がっていきます。
事件を追いかける心葉は、悲しくも辛い壁にぶつかることになります。
そして、真実を知るべきかどうかと、自問自答を繰り返すのです。
その答えを教えてくれたのは琴吹さんでした。
屋敷で琴吹さんが語ってくれた力強い意思は、心葉の弱り切った心に勇気を与えます。
真実を知ることが絶対に正しいとは限りません。
しかし、それでも知らなければならない真実があるのです。
そして、そこから道が開かれることもあるのです。
心葉と琴吹さんの距離が縮まった瞬間でしたね。
いつもとは少し違う雰囲気をかもしだしていた本作ですが、シリーズとしては全く衰えの見られない内容でした。
琴吹さんが好きな人はもちろん、このシリーズが好きな人も一読の価値がある作品です。
ごちそうさまでしたw
関連商品
“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)
“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)
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Comments
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文学少女はまだ二巻目までしか攻略していないので是非ともゲットしたいです☆ - Posted at 2010.03.17 (00:13) by 朝日悠 (URL) | [編集]
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私も琴吹さん派なので、この話大好きです。
彼女の想いが届く瞬間は、感動しましたね。
次の更新も楽しみしております。では。 - Posted at 2010.03.17 (01:34) by じたま (URL) | [編集]
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Re: タイトルなし
朝日さん、コメントありがとうございます。
> オープニングのノリに親近感と既視感を覚えました!
確かに似てますねw
> 文学少女はまだ二巻目までしか攻略していないので是非ともゲットしたいです☆
ぜひゲットしてください!
私は本編は読了しましたが、この作品は本当に素晴らしいです。 - Posted at 2010.03.17 (09:40) by つかボン (URL) | [編集]