Colorful Concrete
おもしろき ことなき世を おもしろく 高杉晋作
死想図書館のリヴル・ブランシェ/折口良乃
- Posted at 2010.04.17
- l電撃文庫
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この度、またもや相互リンクをさせていただきましたので、簡単な紹介を。
管理人naomatrixさんが運営するブログ『読書感想未満、駄文以上』様と相互リンクさせていただきました。
本の感想だけでなく、ゲームのプレイ動画や映画の紹介など、幅広いジャンルを取り扱っています。
何気なく見てみるだけでも面白いですよ。
管理人歌雨こころさんが運営するブログ『青い空の家』様と相互リンクさせていただきました。
管理人が執筆した青春小説が載せられています。
透き通るような文章が非常に印象深いです。ブログ自体も落ち着いた雰囲気で良い感じですよ。
相互リンクさせていただいたnaomatrixさん、歌雨こころさん、ありがとうございました。
――あらすじ――
お待ちしておりました、黒間イツキ様。私は、この図書館の案内を仰せつかっております、リヴル・ブランシェと申します。貴方様は私をお使いになり、この図書館より逃げ出した“死書”の封印をしていただきます。その過程において、この身はすべてイツキ様に隷属します。私は、そのために存在しています。ですからイツキ様、これから共に──イツキ様? なぜこちらを見ようとしないのですか? 私がメイド服だからですか? まさか私が、人間に見えないからですか? 分かりました。今からその証明をするために、衣服を脱ぎ、身体の御確認をお願いしたく──
――感想――
タイトルに『図書館』と付いているから、本を題材にした物語が好きな私としては購入せねば、と何か義務めいた使命感に駆られて購入したんだけど……
残念ながらこれは微妙だった。
内容は、死想図書館から逃げ出した『死書』と言われる現実には存在しない書物を捕まえるため、高速筆記を特技とする主人公が『筆記官』に任命され、リヴル・ブランシェという司書と共に『死書』たちと戦うというもの。
ちなみにリヴル・ブランシェ自体も人の形をした『死書』である。
主人公は、リヴル・ブランシェの正式な主人であるエレシュキガルという幼女にして神なる存在に、協力しなければ家族の命を奪うと脅されて嫌々ながら戦いの中に身を投じていく。
『真白き本』という字の通り何も書かれていない真っ白な本に、『筆記官』が自身の想像を書くことによって現実に想像を具現化することができ、それは命令となって『筆記官』の下僕であるリヴル・ブランシェに反映される。
それを利用して、伝説上の怪物や武器を具現化し、リヴル・ブランシェに戦わせる。
ただ、何でもかんでも自由に具現化できる訳ではなく、『真白き本』に書かれた文章と『筆記官』の想像が正確に一致しなければ具現化することができないという制約付き。
つまり、『筆記官』の想像力と知識が豊富でないと扱いが困難ということ。
……とまぁ、こんな感じの話なんだけど。
設定は面白いんだけどなぁ。
登場人物たちのキャラが立っていないのでラノベとしての面白さが感じられない。
これは個人的なことだけど、主人公のキャラもどこか淡白で、最後まで読んでもあまり好きになれなかった。
テンプレを避けようとする著者の意向は伝わってくるけど、それが裏目に出て空回りをしている。
というか、著者の趣味趣向をそのまま書いたような作品。
所々に出てくるご都合主義も目に痛い。
それでも、設定の面白さがあるから何とか最後まで読める。
戦闘シーンもそれなりに興奮できるので、その分野が好きな人は読んでみてもいいかも。
ヒロインのリヴルも少しずつだけど可愛く見えてくる。
エレシュキガルの命で女教師やナースなどのコスプレもしてくれるので、ちょっとムフフな展開もあり。
改善してもらいたいところが多々あるけど、とりあえず次巻で化けることを祈ります。
購入するかどうかは分かりませんが。
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本の感想だけでなく、ゲームのプレイ動画や映画の紹介など、幅広いジャンルを取り扱っています。
何気なく見てみるだけでも面白いですよ。
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「私の名前はリヴル・ブランシェ。黒間イツキ様の従僕を命じられております。どうか何卒、よろしくお願いいたします――」
――あらすじ――
お待ちしておりました、黒間イツキ様。私は、この図書館の案内を仰せつかっております、リヴル・ブランシェと申します。貴方様は私をお使いになり、この図書館より逃げ出した“死書”の封印をしていただきます。その過程において、この身はすべてイツキ様に隷属します。私は、そのために存在しています。ですからイツキ様、これから共に──イツキ様? なぜこちらを見ようとしないのですか? 私がメイド服だからですか? まさか私が、人間に見えないからですか? 分かりました。今からその証明をするために、衣服を脱ぎ、身体の御確認をお願いしたく──
――感想――
タイトルに『図書館』と付いているから、本を題材にした物語が好きな私としては購入せねば、と何か義務めいた使命感に駆られて購入したんだけど……
残念ながらこれは微妙だった。
内容は、死想図書館から逃げ出した『死書』と言われる現実には存在しない書物を捕まえるため、高速筆記を特技とする主人公が『筆記官』に任命され、リヴル・ブランシェという司書と共に『死書』たちと戦うというもの。
ちなみにリヴル・ブランシェ自体も人の形をした『死書』である。
主人公は、リヴル・ブランシェの正式な主人であるエレシュキガルという幼女にして神なる存在に、協力しなければ家族の命を奪うと脅されて嫌々ながら戦いの中に身を投じていく。
『真白き本』という字の通り何も書かれていない真っ白な本に、『筆記官』が自身の想像を書くことによって現実に想像を具現化することができ、それは命令となって『筆記官』の下僕であるリヴル・ブランシェに反映される。
それを利用して、伝説上の怪物や武器を具現化し、リヴル・ブランシェに戦わせる。
ただ、何でもかんでも自由に具現化できる訳ではなく、『真白き本』に書かれた文章と『筆記官』の想像が正確に一致しなければ具現化することができないという制約付き。
つまり、『筆記官』の想像力と知識が豊富でないと扱いが困難ということ。
……とまぁ、こんな感じの話なんだけど。
設定は面白いんだけどなぁ。
登場人物たちのキャラが立っていないのでラノベとしての面白さが感じられない。
これは個人的なことだけど、主人公のキャラもどこか淡白で、最後まで読んでもあまり好きになれなかった。
テンプレを避けようとする著者の意向は伝わってくるけど、それが裏目に出て空回りをしている。
というか、著者の趣味趣向をそのまま書いたような作品。
所々に出てくるご都合主義も目に痛い。
それでも、設定の面白さがあるから何とか最後まで読める。
戦闘シーンもそれなりに興奮できるので、その分野が好きな人は読んでみてもいいかも。
ヒロインのリヴルも少しずつだけど可愛く見えてくる。
エレシュキガルの命で女教師やナースなどのコスプレもしてくれるので、ちょっとムフフな展開もあり。
改善してもらいたいところが多々あるけど、とりあえず次巻で化けることを祈ります。
購入するかどうかは分かりませんが。
関連商品
ギャルゲーマスター椎名 (電撃文庫)
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