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メグとセロン1 三三〇五年の夏休み/時雨沢恵一

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メグとセロン〈1〉三三〇五年の夏休み(上) (電撃文庫)メグとセロン〈1〉三三〇五年の夏休み(上) (電撃文庫)
時雨沢 恵一

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「もし断られたら――。七日間も、俺はどうすればいい?」
 恐ろしいほどの真顔でそう聞いてきたセロンに、ラリーは答える。
「いやちょっと待てよ。確かにその通りだけど……。お前は格好いいし、大丈夫じゃないか?」
「それは、彼女が俺を好いてくれる決定的な理由にはならない。前に言っていたよな、”希望的観測だけで作戦を実行してはいけない”、って」
「まあ、そうだが」
「だから、言わないでおいて欲しい。せめて最後の日まで。――頼む」
「お前……、メグミカさんのこと好きなんだよな?」
「大好きだっ!」



――あらすじ――
ルックスも頭も良くて女子に大人気のセロンと、可愛くおとなしそうで実は正義感あふれる天然系(?)のメグを中心に、個性豊かな仲間たちの、恋あり、友情あり、ミステリーあり、のドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語がスタート!夏休みに入ってすぐ、親友・ラリーの誘いで、演劇部の合宿(手伝い)に参加したセロンは、メグも合宿に参加していることを知る。なんとか親しくなれないかと苦心するセロン。そんな中、学校敷地内にある、今は使われていないはずの古い倉庫の地下に、謎の人物(?)が潜んでいるらしいことを知る。セロンは、ラリーやメグを含んだ仲間たちと倉庫探索に乗り出すが―!?時雨沢恵一&黒星紅白が贈る『アリソン』『リリトレ』に続く、待望の新シリーズ、第1弾。


――感想――
時雨沢さんの作品ということで作者買い。
とは言っても、時雨沢さんの作品はこれが初めてなのだけど。

時雨沢さんと言えばもちろん『キノの旅』。そして、『アリソン』や『リリアとトレイズ』など様々な作品を世に輩出している。
『リリアとトレイズ』は『アリソン』の正式な続編のようなもので、しっかりと物語がリンクしているらしい。
そしてその二作品のスピンオフとなるのが、この『メグとセロン』。
時系列的には『リリアとトレイズ』と同じらしく、『リリアとトレイズ』で登場したメグという脇役の少女が主人公として活躍するお話となっているらしい。そのため、こちらでも『リリアとトレイズ』の主人公であるリリアが脇役として登場したりする。
ちなみに、もう一人の主人公であるセロンという少年も、一度だけ『リリアとトレイズ』の作中に名前が登場したことがあるらしい。

物語は、お互いを知らなかった六人の少年少女たちが、夏休みに学校で行われる演劇部の合宿を通して出会い、その中でちょっとした冒険を経て少しづつ絆を深めていくというもの。
非常に私好みの作品となっている。
あり得ないラブコメ(そういうのも好きですが)が跳梁跋扈する最近のラノベ界の中で、こういった純粋な恋愛模様を描いた作品は心に爽やかな風を吹かせてくれる。

顔立ちも家柄も性格も良く、女の子からもモテるのに、たった一人の好意を抱くメグには上手く想いを伝えることができず、彼女を前にすると上手く話すことすらできなくなるセロンに非常に好感が持てる。
今時珍しい誠実な主人公だ。ここまで好感の持てる主人公も珍しいと思う。
メグもメグで、普段は大人しいのに、困っている人がいたら手を差し伸べずにはいられないという厚情をもった、これまた今時珍しいヒロイン。おしとやかなところが凄く可愛い。
その他にも、恋に悩むセロンのために親友として一肌脱ごうとするラリーや、クールなのに独りで寂しそうにしているメグに声をかけるという優しさも持つナタリアや、皮肉屋なのに不快感を伴わないニックや、虚言ばかりの新聞を書いているけど挙動が何だか可愛いジェニーなど、魅力的なキャラが多く登場する。

そんな彼らが、学校の今は使われていない古い建物の中に謎の人物がいることを知って、六人で捜索することに。
読んでいて『スタンド・バイ・ミー』を思い出した。
そんなワクワクとドキドキが入り混じった幼き頃の心臓が躍動する高揚感を思い出させてくれる。
ちなみに、この作品は上巻なので、物語は途中で切れて下巻に続いている。

とにかく、物語は重くなく文章も読みやすいので、軽い気持ちで楽しめる良質な作品だった。
この雰囲気を保ち続けてくれるなら続巻もどんどん読めるだろう。

『アリソン』と『リリアとトレイズ』も読みたくなってきちゃった。今度買おうかなw
そんな訳で次巻にも期待です!


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Comments

『アリソン』『リリアとトレイズ』『メグとセロン』全部気になってるシリーズですw
積み本が減ってきたら読みたい。
Posted at 2010.05.10 (22:46) by ばなな汁 (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
ばなな汁さん、コメントありがとうございます。

『アリソン』と『リリアとトレイズ』は未読ですので分かりませんが、『メグとセロン』は非常に面白い作品ですのでぜひ読んでみてくださいね。
Posted at 2010.05.10 (23:10) by つかボン (URL) | [編集]
時雨沢さん初作品が『メグとセロン』って珍しいですね。
ちなみに、私は『キノの旅』です。
この作品がきっかけでライトノベルを知って、見事にはまってしまいました。
あれから数年たってますが、いまだに脱け出せません。


『アリソン』と『リリアとトレイズ』は読んだことないのに何故か『メグとセロン』の1巻は持っているんですよね。
前作の2作品読んでから読もうと思って積んでいますが。
『メグとセロン』単品で読んでも内容的には問題ないんですかね?
Posted at 2010.05.10 (23:17) by 半熟タマゴ (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
半熟タマゴさん、コメントありがとうございます。

私も『キノの旅』は中学校の図書館に置いてあったので知っていましたし、あまりラノベという概念が成立していなかった頃なので周りでも普通に有名でした。ですが、何故か手に取る機会はありませんでしたね。
ラノベに本格的にハマり始めたのも去年からですし。
でも、読んでみたいなーとは思っています。一巻買ってみようかなー。

『メグとセロン』から読んでも全く問題ありませんよ。
スピンオフということなので、予備知識も必要ありませんし、別作品として読めると思います。
ぜひ読んでみてください。
Posted at 2010.05.10 (23:42) by つかボン (URL) | [編集]
時雨沢ファンでもないのに全作読んでるtokuPですw

アリソンもリリトレも凄く面白いですよ

一応それぞれで完結してますけど
アリソン→リリトレって時系列で追った方が分かりやすくて良いと思いますよ

是非読んでみてください
Posted at 2010.05.11 (19:19) by tokuP (URL) | [編集]
Re: タイトルなし
tokuPさん、コメントありがとうございます。

前作読んでいるのですか? 羨ましいです。
アリソンとリリトレも読みたいです。
余裕ができたら読んでみようかな。
Posted at 2010.05.12 (00:56) by つかボン (URL) | [編集]
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Author:つかボン
前ブログ『BOOKDAYs!』の元管理人。
入間人間先生をこよなく愛し、自らも作家を目指す小説家志望だが、その実態は堕落人生まっしぐらのダメ学生。
しかし落ちるところまで落ちればあとは昇るだけ、それは可能性の獣。

同人誌『Spica-スピカ-』のメンバーとして活動もしています。
コメントなどはお気軽に。
どうぞよろしくお願いします。

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