Colorful Concrete
おもしろき ことなき世を おもしろく 高杉晋作
メグとセロン2 三三〇五年の夏休み/時雨沢恵一
- Posted at 2010.05.12
- l電撃文庫
あ、GA文庫一冊も持ってない……
という訳で、GA文庫を一冊も購入していないことに気付いた管理人は、ラノベの幅を広げるべく評価の高い作品が多いGA文庫にも手を出そうかと模索している訳なのですが、如何せん全く知識がありません。
どなたか、GA文庫の魅力とオススメの作品を教えてもらいないでしょうか?
――あらすじ――
ルックスも頭も良くて女子に大人気のセロン。可愛くおとなしそうで実は正義感あふれる天然系(?)のメグ。セロンの親友、金髪熱血漢のラリー。長身でメガネをかけたサバサバ女子のナタリア。美形長髪でちょっと皮肉屋のニック。たった一人の新聞部員、カメラを手放さないジェニー。―6人の個性豊かなメンバーによる、恋あり、友情あり、ミステリーあり、のドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語、第2巻!夏休み、演劇部の合宿に手伝いで参加した6人は、謎の人物(?)が潜んでいるらしい倉庫へと探検に出かける!謎の人物の正体は!?セロンの想いはメグに届くのか!?“三三〇五年の夏休み”完結編!巻末に、書き下ろし短編も特別収録。
――感想――
恋あり、笑いあり、感動ありのドタバタ学園物語第2弾。
今回は下巻にあたるお話。
情景が想い起こせそうな透き通ったいい話だった。
前巻で、謎の人物が潜む建物に捜索しに行くこととなった六人。
建物の中には地下へ続く階段があり、更には、隠し扉まで作られていた。
確実に誰かが潜んでいることを知った六人は、緊張と興奮の入り混じった面持ちで地下を探し回る。
そしてそこには意外な人物が待ち構えていた。
何だか学生たちだけで廃墟を探検するなんて、まさに青春模様だなぁって思う。
軽いミステリー感覚で読めて、淀みなく読み進めることができた。
セロンの聡明さが前面に押し出されていて、終始カッコよかった。
真実を突き止めるため時には冷たくあしらったり、時には温情をもって接したりと。
それだけでなく、今回はヒロインであるメグの魅力がグッと押し出されている。
前巻では少し目立たない立ち位置だったけど、地下に潜む人物のことを自分のことのように心配して、普段は控えめなのに、その人物の理不尽な身の上に怒ったりと、彼女の優しさがありありと描かれている。
ただ前巻と比較して、セロンとメグの淡い恋模様があまり描かれていなかったのが残念。
気にかけるほどのことではないのだけど。
ラストの短編二編も非常に面白かった。
個人的にはラリーとセロンを出会いの話が良かった。出会った当初のセロンに比べれば、今のセロンは随分と丸くなっているんだなぁ。
次巻も期待しています。
関連商品
メグとセロン〈1〉三三〇五年の夏休み(上) (電撃文庫)
メグとセロン〈3〉ウレリックスの憂鬱 (電撃文庫)
メグとセロン〈4〉エアコ村連続殺人事件 (電撃文庫)
リリアとトレイズ V 私の王子様〈上〉 (電撃文庫)
リリアとトレイズVI 私の王子様〈下〉 (電撃文庫)
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「薄暗い地下で女の子と冒険――。ある意味二度とないチャンスじゃないか。なあ?」
セロンが、それに小声で答える。
「もはや、俺は何をしようとしているのか自分でも分からないんだが……」
「ん? “人助け”だろ?」
「そういうことにしておくか……」
――あらすじ――
ルックスも頭も良くて女子に大人気のセロン。可愛くおとなしそうで実は正義感あふれる天然系(?)のメグ。セロンの親友、金髪熱血漢のラリー。長身でメガネをかけたサバサバ女子のナタリア。美形長髪でちょっと皮肉屋のニック。たった一人の新聞部員、カメラを手放さないジェニー。―6人の個性豊かなメンバーによる、恋あり、友情あり、ミステリーあり、のドキドキハラハラワクワクドタバタ学園物語、第2巻!夏休み、演劇部の合宿に手伝いで参加した6人は、謎の人物(?)が潜んでいるらしい倉庫へと探検に出かける!謎の人物の正体は!?セロンの想いはメグに届くのか!?“三三〇五年の夏休み”完結編!巻末に、書き下ろし短編も特別収録。
――感想――
恋あり、笑いあり、感動ありのドタバタ学園物語第2弾。
今回は下巻にあたるお話。
情景が想い起こせそうな透き通ったいい話だった。
前巻で、謎の人物が潜む建物に捜索しに行くこととなった六人。
建物の中には地下へ続く階段があり、更には、隠し扉まで作られていた。
確実に誰かが潜んでいることを知った六人は、緊張と興奮の入り混じった面持ちで地下を探し回る。
そしてそこには意外な人物が待ち構えていた。
何だか学生たちだけで廃墟を探検するなんて、まさに青春模様だなぁって思う。
軽いミステリー感覚で読めて、淀みなく読み進めることができた。
セロンの聡明さが前面に押し出されていて、終始カッコよかった。
真実を突き止めるため時には冷たくあしらったり、時には温情をもって接したりと。
それだけでなく、今回はヒロインであるメグの魅力がグッと押し出されている。
前巻では少し目立たない立ち位置だったけど、地下に潜む人物のことを自分のことのように心配して、普段は控えめなのに、その人物の理不尽な身の上に怒ったりと、彼女の優しさがありありと描かれている。
ただ前巻と比較して、セロンとメグの淡い恋模様があまり描かれていなかったのが残念。
気にかけるほどのことではないのだけど。
ラストの短編二編も非常に面白かった。
個人的にはラリーとセロンを出会いの話が良かった。出会った当初のセロンに比べれば、今のセロンは随分と丸くなっているんだなぁ。
次巻も期待しています。
関連商品
メグとセロン〈1〉三三〇五年の夏休み(上) (電撃文庫)
メグとセロン〈3〉ウレリックスの憂鬱 (電撃文庫)
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Comments
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貴作すごく興味がわきました。時雨沢先生の作品ともなればなおさら!
またもや誘惑材料が増えてしまい嬉しい限りですw - Posted at 2010.05.13 (03:07) by 朝日悠 (URL) | [編集]
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Re: タイトルなし
朝日さん、コメントありがとうございます。
おかえりなさーい!
お久しぶりですね。こちらこそこれからもよろしくお願いします。
内容的には、やはり時雨沢先生! という感じです。
シンプルながらも心に響く作品ですので、一読してみてください。 - Posted at 2010.05.13 (20:29) by つかボン (URL) | [編集]
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紹介したらキリ無いですが、参考にでも!(読むのめんどくさかったら返信なしで結構です・・・調子乗りすぎましたねすみません・・・)
GAはまず、大賞受賞作に一定の信頼があると思います。大型の大賞よりも正直ずっと!
例えば『這いよれ!ニャル子さん』。
紹介はしましたが、これほど適当かつ笑わせられる作品は無いんでは?と。
『無限のリンケージ』。
バトル、SF(微)、ラブコメ?、シリアスと、新人にしては詰めすぎなほどです。しかし、そのバランスは絶妙で、特に一巻を読んだときは舌を巻きましたね・・・。
『ばけらの!』。
『神様のメモ帳』などで有名な杉井光先生の作品です。
ジャンル的には、ラノベ作家と「僕は友達が少ない」を組み合わせた感じです。リア充リア充と言いまくりですが、実は日常がすでに充実しているところが笑えますねww
作家をモチーフにしているので、参考にもなるかもしれません・・・。 - Posted at 2010.05.13 (20:59) by ask (URL) | [編集]
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Re: タイトルなし
askさん、コメントありがとうございます。
長文大歓迎です!
めんどくさいなんてことは一切ありませんよ。
丁寧な紹介ありがとうございます。
ニャル子さんは有名なので私でも知っています。
面白そうなので読んでみたいのですが、書店に置いてないんですよね。
他にも、どれも興味深い作品ばかりです。
特に杉井先生の『ばけらの!』は気になりますね。
ばなな汁さん、コメントありがとうございます。
『蒼海ガールズ!』はばなな汁さんがブログの方でオススメしてましたよね。
こう見てみると、GA文庫って面白そうな作品が本当に多いんですね。
何で今まで手を出さなかったんだろ……。 - Posted at 2010.05.14 (00:30) by つかボン (URL) | [編集]